ニュースリリース

1997年12月22日ニュースリリース

力強い走り味を実現する1300ccエンジンを搭載した精悍で迫力あるフォルムのカスタムスポーツバイク「ホンダ X4」に新色を追加し発売

 本田技研工業(株)は、1300ccエンジンのもつ力強く余裕のある出力特性を活かし、市街地走行から郊外、高速道路まで幅広く多目的に楽しめ、しかもビッグなボディサイズと、精悍で迫力ある個性的なフォルムを融合させたカスタムスポーツバイク「ホンダ X4(エックスフォー)」を1月16日より発売する。

ホンダ X4

ホンダ X4

 このX4は、'97年3月に発売し、10月までの自動ニ輪(750cc以上)クラスの累計登録台数でナンバー1を記録(3,514台)するなど大変好評を得ているモデルで、"新たなるカスタムスポーツバイクとはどうあるべきか"を徹底追求し、「パワードカスタム」をキーワードとして開発されたスポーツバイクである。

 エンジンは、水冷・4サイクル・DOHC・直列4気筒・1300ccを搭載し、吸気系の充填効率を徹底追求するとともに、φ150mmの極太マフラー(左・右合計13L容量)の採用など日常使用する機会の多い極低回転域から中回転域で力強い出力特性としながらも、高速道路などの走行に必要な高回転域でも伸びのある走り味を実現している。
 フレーム・足廻りは、丸型と角型断面鋼管とを組み合わせたシンプルなダブルクレードル形式を採用。足付き性の良い730mmの低シート高を実現すると同時に、鋼管の持つ靭性(しなやかさ)を活かしながらも剛性をバランスさせ、重厚な操縦フィーリングとしている。
フロントサスペンションには、大径43mmのインナーチューブに、高剛性のボトムブリッジを組み合せて採用。長めのホイールベース(1,650mm)や高剛性、極太のアルミリアフォークなどとあいまってビックバイクにふさわしい乗り心地と、手応えのあるダイナミックな走行性能を両立させている。
 ブレーキは、フロントに直径310mmのフローティングディスクに、対向4ポットキャリパーや焼結パッドを組み合わせたダブルディスクを、リアには直径276mm油圧式ディスクを装備し、対向2ポットキャリパーを装着し、安定した制動力を確保している。タイヤは、前・後チューブレスタイヤ(前・120/70ZR18 59W、後・190/60ZR17 78W)を採用し、フロントホイールには18インチの軽量3本スポークアルミホイールを、リアには5.5インチ幅で17インチの中空フルディッシュを組み合わせて装備するなど手応えのあるハンドリングしながら力強い走りをイメージさせている。
 カラーリングは、今回、光輝感のあるフォースシルバーメタリックを新たに追加し、従来の渋味のあるマットビュレットシルバー、落ち着きのあるキャンディモールトンブラウン、精悍なピュアブラックと合わせて合計4色となり、選択の幅を広げている。

販売計画台数(国内・年間)

5,000台

メーカー希望小売価格

890,000円

地域希望小売価格の一例:北海道は30,000円高、沖縄は10,000円高、その他一部地域を除く。
参考価格。消費税を含まず。

主要諸元

通称名 X4(エックス・フォー)
型式 SC38
全長×全幅×全高 (m) 2.330×0.745×1.140
軸距 (m) 1.650
最低地上高 (m) 0.135
シート高 (m) 0.730
車両重量/乾燥重量 (kg) 270/249
乗車定員 (人)
燃料消費率(Km/L) 60Km/h定地走行テスト値 21.6
最小回転半径 (m) 3.0
エンジン型式・冷却方式 SC38E・水冷4サイクルDOHC4バルブ直列4気筒
総排気量 (cm3) 1,284
内径×行程 (mm) 78.0×67.2
圧縮比 9.6
最高出力 (PS/rpm) 100/6,500
最大トルク (kgm/rpm) 12.3/5,000
キャブレター型式 VEPA
始動方式 セルフ式
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量 (L) 4.6
燃料タンク容量 (L) 15
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変 速 比 1速 3.083
2速 2.062
3速 1.545
4速 1.272
5速 1.130
6速
タイヤサイズ 120/70ZR18 59W
190/60ZR17 78W
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダブルクレードル