ニュースリリース

1997年03月27日ニュースリリース

4本マフラーを装備した懐古的なフォルムのネイキッド・ロードスポーツバイク「ホンダ CB 400 FOUR」を発売

 本田技研工業(株)は、水冷・直列4気筒エンジンのもつスムーズで力強い出力特性を活かし、市街地走行から郊外のワインディングロードまで素直でゆったりとした走り味が楽しめ、しかも4本マフラーやスポークホイールなど力強く懐古的なフォルムと機能的なスタイルを融合させたネイキッド・ロードスポーツバイク「ホンダ CB400 FOUR」を4月21日より発売する。

 このCB400 FOURは、活況を呈する400ccのネイキッドロードスポーツ市場の中で、「NEWスタンダードネイキッド 元祖直4!新たなる始まり」を開発のキーワードとし、“ノスタルジックでありながらも新鮮さを感じる新しい時代のホンダのロードスポーツモデルはどうあるべきか”を徹底追求し、普通2輪免許で乗れるよう開発されたモデルである。 

販売計画台数(国内・年間)

8,000台

メーカー希望小売価格

579,000円

地域希望小売価格の一例:北海道は17,000円高、沖縄は9,000円高、その他一部地域を除く。
参考価格。消費税を含まず。

 エンジンは、水冷・4サイクル・DOHC・直列4気筒・399ccを搭載し、特に日常使用する機会の多い低・中回転域で扱い易く力強い出力特性とするとともに、高速道路などの走行に必要な高回転域でも力強く爽快な走り味を実現している。

 さらに、エンジン全体を直立気味とし、シリンダー側面部分の細かな冷却フィンや、全体をシルバー塗装とするなど味わい深い外観としている。

 また、左・右に独立した4本のメガフォンタイプのクロームメッキ仕上げのマフラーの採用によって、迫力のある外観を演出するとともに、リアにはシンプルで軽量なサスペンションを装備し、長めのホイールベース(1,460mm)とあいまって、快適な乗り心地と優れた走行性能を両立させている。

 さらに、2人乗車時にも余裕ある長さとフィット感を大切にしたシートの下には日常使用時の小物類を収納できる4.6lの容量を持つユーティリティボックスを装備するとともに、ツーリングなどに役立つ荷掛けフックを左・右4箇所に装備し使い勝手の良いものとしている。ブレーキはフロントに制動フィーリングにすぐれた油圧式ダブルディスク、リアには油圧式シングルディスクブレーキを装備し、充分な制動力を確保している。また、前・後ホイールに軽量のアルミリムとスポークを採用し、前・後幅広のタイヤ(前・110/80-18 後・140/70-17)と組み合わせて採用することで、手応え感のある操縦特性を実現している。

 デザインは、滑らかな曲線で構成した力強くボリューム感ある容量15lの燃料タンク形状、独立した膨らみのあるサイドカバー、質感の高いクロームメッキ仕上げの前・後フェンダーなどすっきりとした外観を表現しながらも個性的なフォルムとしている。またカラーリングは明るく若々しいイメージのイタリアンレッド、精悍なイメージのピュアブラック、シックで落ち着きのあるイメージのキャンディオーシャングリーンの3色を設定し、選択の幅を広げている。

主要諸元

通称名 CB400 FOUR
型式 NC36
全長×全幅×全高 (m) 2.130×0.780×1.090
軸距 (m) 1.460
最低地上高 (m) 0.135
シート高 (m) 0.790
車両重量/乾燥重量 (kg) 210/192
乗車定員 (人) 2
燃料消費率(km/L)60km/h定地走行テスト値 34.7
最小回転半径 (m) 2.6
エンジン型式 NC23E・水冷4サイクルDOHC4バルブ直列4気筒
総排気量 (cm3) 399
内径×行程 (mm) 55.0×42.0
圧縮比 11.3
最高出力 (PS/rpm) 53/10,000
最大トルク (kgm/rpm) 4.1/7,500
キャブレター型式 VE55
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量 (L) 3.6
燃料タンク容量 (L) 15
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1速 3.307
2速 2.055
3速 1.500
4速 1.250
5速 1.130
減速比(1次/2次) 2.171/2.800
キャスター(度)/トレール(mm) 26°00′/110
タイヤサイズ 110/80-18 58H
140/70-17 66H
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダブルクレードル