ニュースリリース

1997年01月21日ニュースリリース

60年代のレーサーをイメージさせた個性的なスタイルに高精度な4サイクルDOHC エンジンを搭載した50ccロードスポーツバイク「ホンダ ドリーム50」を発売

 本田技研工業(株)は、伸びやかなロングフューエルタンクやシートストッパー付きシートの採用など’60年代のレーサーをイメージさせたスタイルに、世界最小の量産50cc・DOHC・4バルブ・単気筒エンジンを搭載したロードスポーツバイク「ホンダ ドリーム50」を2月28日より発売する。

 このドリーム50は、’95年に開催された「第31回東京モーターショー」に参考出品し、個性的なスタイルを求める10代の若者から、’60年代に思いを馳せる40代・50代の大人まで幅広い層に人気を博したモデルである。
 個性的なスタイルは、’62年に発売され日本はもとより世界各地のレースで活躍した市販レーサー「ホンダ CR110 カブレーシング」を彷彿させながら、前・後ディスクブレーキの採用など、車体各部にきめ細かな仕上げを施し現代風にアレンジしている。
 新設計のエンジンは、50ccとしては現在他に類を見ない高精度な4サイクル・DOHC・4バルブ・単気筒で、2本のメガフォンマフラーの採用によって、メカニカルかつ高級感をも醸し出している。

販売計画台数(国内・年間)

8,000台

メーカー希望小売価格

329,000円

地域希望小売価格の一例:北海道は8,000円高、沖縄は5,000円高、その他一部地域 を除く。
参考価格。消費税を含まず。

ドリーム50の主な特徴

エンジン

  • 新設計の世界最小49cm3・4サイクル・DOHC・単気筒エンジンは、1万回転を超える高回転までストレスなく吹けあがる高性能なものとしながら、クロスレシオの5速ミッションの組み合わせなどで、低・中回転域でも粘り強い出力特性を発揮させるなど、市街地での取扱いに考慮したものとしている。
  • クロームメッキ仕上げの2本出しメガフォンマフラーは、排気効率を追求するとともにライダーに心地好いサウンドを提供している。

車体・足回り

  • 新設計のダイヤモンド型フレームは、軽量かつスリムな構成としながらも高い剛性を確保している。
  • 前・後ともに18インチのホイールは、軽量で剛性に優れたH型断面アルミリムにスポークを組み合わせたスポーティかつ高級感にあふれたものとしている。
  • ブレーキは、前・後ともに制動フィーリングに優れた油圧式ディスクブレーキを採用。
  • ハンドルは、レーシングマシンを彷彿させるクリップオンタイプとしながらも、市街地走行でも無理の無いライディングポジションを可能としている。

外観

  • 6.2l容量のスリムなロングフューエルタンクとシートストッパー付きシートの採用や、マックスシルバーメタリックのボディカラーと鮮やかなレッドのフレームによって、「CR110カブレーシング」を現代風にアレンジした個性的な外観としている。

このように、ドリーム50はハイメカニズムの高性能エンジンと、シンプルながらも個性的なスタイルを併せもつ“ドリーム”の名にふさわしいロードスポーツバイクである。

主要諸元

通称名 ドリーム 50
車名・型式 ホンダ A-AC15
全長×全幅×全高 (m) 1.830×0.615×0.945
軸距 (m) 1.195
最低地上高 (m) 0.165
シート高 (m) 0.740
車両重量/乾燥重量 (kg) 88/81
乗車定員 (人) 1
燃料消費率(km/L)30km/h定地走行テスト値 83.3
最小回転半径 (m) 2.1
エンジン型式・冷却方式 AC15E・空冷4サイクルDOHC4バルブ単気筒
総排気量 (cm3) 49
内径×行程 (mm) 40.0×39.6
圧縮比 10.0
最高出力 (PS/rpm) 5.6/10,500
最大トルク (kgm/rpm) 0.42/8,500
キャブレター型式 PC09
始動方式 キック式
点火方式 CDI式マグネット点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量 (L) 1.1
燃料タンク容量 (L) 6.2
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1速 2.692
2速 1.823
3速 1.400
4速 1.130
5速 0.960
減速比(1次/2次) 4.437/3.583
キャスター(度)/トレール(mm) 25°00′/90
タイヤサイズ 2.50-18 45L
2.50-18 45L
ブレーキ形式 油圧式ディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダイヤモンド