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二輪製品ニュース
1994年12月2日
新設計エンジンを搭載するなど不整地での走破性を一段と向上させた
オフロード走行専用車「ホンダ XR250R」を発売

 本田技研工業(株)は、粘り強く扱い易い出力特性をもつ新設計の空冷・4サイクル・単気筒エンジンを搭載するとともに、フレーム、足廻りをも一新し、不整地で一段と優れた走破性を発揮するオフロード走行専用車「ホンダ XR250R」を'95年2月27日より限定(200台)発売する。

 このXR250Rは、世界各地の過酷なラリーレイドやエンデューロレースで培った技術をもとに開発したもので、XRシリーズに一貫した考え方である軽量・スリム・コンパクト・タフネスにくわえ、ライダーの技量に応じて「自由自在」に操れることを徹底追求し、より幅広いライダーがオフロードライディングの楽しさを堪能できるオフロード走行専用車である。

 エンジンは、新設計の空冷・4サイクル・単気筒・OHCで、優れた吸・排気効率と燃焼効率を実現し、不整地走行で求められる低・中回転域で力強いトルク特性としながら、高回転域でもスムーズで力強い出力特性としている。 さらに、潤滑システムをドライサンプ方式とし、フレームの一部にエンジンオイルタンク(1.3L)を内蔵することによってエンジンのコンパクト化とクランクケースの軽量化を実現するとともに、シリンダーヘッドのフィンの大型化とあいまって優れたエンジンの冷却性能を発揮させている。
  また、始動時のキック踏力を軽減させるデコンプ(減圧)機構をカムシャフトに組み込み、キックペダルの始動位置にかかわらず確実に作動するオート・カムデコンプ・システムを採用している。

ホンダ XR250R
ホンダ XR250R
●販売計画台数(国内・限定): 200台
●メーカー希望小売価格: 479,000円
(地域希望小売価格の一例:北海道は15,000円高、沖縄は9,000円高、その他一部地域を除く。)
(参考価格。消費税を含まず。)


 フレームは、エンジンを可能な限りコンパクトに抱え込ませる新構造で、メインフレームの主要部には角型断面鋼管を採用し、軽量化と高剛性を高次元でバランスさせたセミダブルクレードルとし、サブフレームは着脱式とすることによって充分なエアクリーナー容量を確保するとともに、リアサスペンションの調整を容易にするなど、メンテナンス性にも配慮している。さらに、スイングアームのピボット部をエンジン後部の車体取付部と共用することによってフレームの小型化と軽量化を実現している。
 
 足廻りは、エンデューロマシンに最適なホイールトラベル(作動)量(前:270mm/後:270mm)を確保するとともに、フロントサスペンションに、直径41mmの大径インナーチューブと、優れた路面追従性を発揮するカートリッジタイプダンパーを採用し、圧側に減衰力調整機構を組み合わせて装備。さらに、アウターチューブは高強度アルミの引き抜き材と、鋳造のアクスルホルダーとの2ピース構造とすることで強度と剛性を両立させている。
  また、リアは、定評のあるプロリンクサスペンションで、クッションユニットはリザーバータンクとダンパーケースを一体式とすることで、軽量・コンパクトなものとし、圧側・伸び側に減衰力調整機構を装備することによって、幅広い路面状況に対応できるものとしている。 ブレーキは、前・後共油圧式ディスクとし、フロントに直径240mm、リアに220mmのディスクプレートに、軽量・高剛性のキャリパーボディと焼結パッドを組み合わせるなど、優れた制動フィーリングを発揮させている。またフロントブレーキレバーはライダーの手の大きさに合わせて調整可能なアジャスタブルタイプを採用し使い勝手を向上させている。

 外観は、各部に徹底した軽量化を施しながら、一段とフラッシュサーフェス化を推し進めたスリムな形状で、シートはリアフェンダーと段差の少ない形状とし、前部の表皮の肉厚を厚目にしたツートーンカラーとするとともに、クッション材には高密度ウレタン材を採用し、オフロード走行で体重移動のしやすい形状としている。
  カラーリングは、クリーンなイメージのホワイトを基調に、バイオレットとレッドを効果的に配したニュートリコロールとし、燃料タンク側面の大きめの「XR」のロゴとあいまって力強いイメージとしている。

*このXR250Rは、オフロード走行専用車として開発されたもので、登録してナンバーを取得したり、一般公道や公共の用に供する場所での走行はできません。



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