ニュースリリース

1990年02月20日ニュースリリース

力強く素直な操縦フィーリングを発揮する直列4気筒エンジン搭載のスーパースポーツバイク「ホンダCBR400RR(ダブルアール)」を発売

 本田技研工業(株)は、ホンダ独自のカムギアトレーン(カムシャフトを歯車で駆動する方式)機構採用の水冷・ 4サイクル・DOHC・直列4気筒エンジンを搭載し、高性能でありながら扱い易いスーパースポーツバイクとして好評の 「ホンダCBR400RR」をフルモデルチェンジし3月19日より発売する。
 このCBR400RRは、「高次元ヒューマン・フィッティング」を開発のキーワードとし、 ライダーの操作(加速や減速、コーナリングなどの複合動作)に対し、より素直な乗り味を発揮 させるため、車体重心に重量物を近づけるとともに、重心から遠い部位を軽量化するなど慣性マス (質量)集中化を徹底追求し、エンジン、フレーム、足廻りなどすべて新設計としている。

 エンジンは、エア・クリーナーからキャブレター、吸気ポートまでを、ほぼ直線状に配するな ど、吸・排気系を一新。高効率化を図ると同時に、アクセル開度とエンジン回転数によって、最 適の点火時期を設定・供給できるマップコントロール方式のPGMイグニションの採用とあいまっ て、力強いトルク特性と俊敏なレスポンス性を実現している。さらに、シリンダーとアッパー・ クランクケースを一体化するとともに、主変速機軸を重心近くに配するなど軽量・コンパクト・ マス集中を徹底追求し、フレームの設計自由度向上に大きく貢献している。

ホンダCBR400RR

ホンダCBR400RR

販売計画(国内・年間)

14,000台

メーカー希望小売価格

699,000円

(速度警告灯装着車は、10,000円高。)
(北海道・沖縄は、9,000円高、その他一部離島を除く。)
(消費税は含まず。)

 フレーム・足廻りは、コンパクト化を図ったエンジン形状にあわせ新設計した斬新なスタイル のアルミ製LCG(LOW CENTER OF GRAVITY、低重心の意)フレームに、 軽量・高剛性の大径(41mm)フロント・フォークや、高い剛性を確保しながら排気管を効率 よくレイアウトできる新形状のアルミ・リアフォーク(キャステック・ガルアーム)、バネ下重 量を軽減する軽量の6本スポーク・アルミホイール(フロント/リア共17インチ径)などを組 み合わせて装備。これら車体・足廻り全体のマス集中化と絶妙な重心設定によって、ライダーの 感性により素直に応答する操縦フィーリングを実現している。
 また、外気を三方向に分配するダイレクト・エアインテークを採用し、エアクリーナー部やエ ンジン後部にくわえ、ライダーの膝元へも外気を導入するなど、高効率化と同時に快適性をも向 上させている。さらに、後部シートをキー操作でワンタッチ開閉(ヒンジ式)できる収納スペー スや、ロー・ビーム時の配光をよりワイドにしたデュアル・ハロゲン・ヘッドライト(60/3 5W×2)、荷掛けフック兼用の収納式ピリオン・ステップなど、使い勝手を向上させる装備も あわせて採用している。

主要諸元

通称名 ホンダCBR400RR
型式 NC29
全長×全幅×全高(m) 1.990×0.670×1.080
軸距(m) 1.365
最低地上高(m) 0.125
シート高(m) 0.750
車両重量/乾燥重量(kg) 179/162
乗車定員(人) 2
燃費(km/L)60km/h定地走行テスト値 35
最小回転半径(m) 3.0
エンジン型式 NC23E(水冷・4サイクル・DOHC・4バルブ・直列4気筒)
総排気量(cm3) 399
内径×行程(mm) 55.0×42.0
圧縮比 11.3
最高出力(PS/rpm) 59/13,000
最大トルク(kgm/rpm) 4.0/10,000
キャブレター型式 VP01
始動方式 セルフ式
点火装置形式 フル・トランジスタ式(PGMイグニション)バッテリ点火
潤滑方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) 3.8
燃料タンク容量(L) 15
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 3.307
2速 2.352
3速 1.875
4速 1.590
5速 1.434
6速 1.318
減速比(1次/2次) 2.117/2.600
キャスター(度)/トレール(mm) 24°30′/91
タイヤサイズ 120/60R17 55H
150/60R17 66H
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイング・アーム(キャステック・ガルアーム)
フレーム形式 バックボーン

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