1988年02月09日ニュースリリース
小型、軽量、低重心設計で扱い易い耕うん機 「ホンダこまめパンチ」を発売
本田技研工業（株）は、本格的な農作業から家庭菜園まで幅広い管理作業に適し、使い易く取り回しに優れた新しいデザインの小型耕うん機「ホンダこまめパンチ」1機種5タイプを発売する。尚KCタイプは2月16日より、K、KA、BA、KRタイプは3月16日より発売する。
このホンダこまめパンチは、一般耕うん機からハウス内、果樹園、山間地などでの作業に適した耕うん機として開発。エンジンは、耐久性にすぐれ静かで粘り強く、安定した出力を発揮する空冷4サイクルOHV（オーバーヘッドバルブ）のGX110（107cc、3.5PS／4,000rpm）を搭載。メカニカルデコンプ機構を採用したことにより、少ない力でエンジン始動が可能となっている。さらに新設計のマフラーにより排気音もやわらかな音となった。
本体は軽量（45kg、KCタイプ装備重量）、コンパクトで低重心設計により、バランスがよく扱い易い設計となっている。またBAタイプはハンドルがレバー1本で上下に無段階、左右に最大90度まで調整可能でハウス内の支柱、塀ぎわの作業も容易にでき精度の高い管理作業が出来るものとなっている。
これによりホンダ耕うん機シリーズは11機種38タイプとなり、作業目的に合った最適なタイプを選ぶことができるものとなった。
こまめパンチ
販売計画(国内、年間、タイプ合計)
20,000台を予定
希望小売価格
| タイプ | 価格（千円） | 仕様 |
| F310K | 113 | スタンダードタイプ 標準ローター付 |
| F310KA | 104 | 標準ローター無し |
| F310BA | 110 | スイングハンドル仕様 標準ローター無し |
| F310KC | 103 | 変速は前進2段のみ 標準ローター付 |
| F310KR | 118 | PTO軸付 標準ローター無し |
その他の主な特徴
- ・ホコリ、泥ハネ作業でも目づまりしにくい、シュノーケルタイプのエアクリーナーを採用。
- ・作業条件や使う人にあわせて上下3段階に高さ調節できるハンドルの採用。（K、KA、KC、KRタイプ）
- ・各種ロータリーが使え、作業の幅を広げるPTO軸付。（KRタイプ）
こまめパンチ主要諸元表
| 型式 | F310 | F310P | |||
| 区分 | K/KA | BA | KC | KR | |
| 機体寸法 | 全長(mm) | 1,320 | |||
| 全幅(mm) | 635 | ||||
| 全高(mm) | 970 | 1,000 | 970 | 970 | |
| ハンドル幅(mm) | 610 | ||||
| ハンドル高さ調整幅(mm) | 852～1,046 | 任意無段階 | 852～1,046 | 852～1,046 | |
| ハンドル調整角度(度） | - | 左右90 | - | - | |
| 装備重量(kg) | 46 | 47 | 45 | 38 | |
| エンジン | 形式 | 強制空冷4サイクル1気筒25°傾斜ガソリン(OHV) | |||
| 総排気量(cc) | 107 | ||||
| 定格出力/回転速度(PS/rpm) | 2.7／3,600（最大3.5／4,000） | 2.5／3,300 （最大3.5/4,000) |
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| 使用燃料/燃料タンク容量(L) | 自動車用無鉛ガソリン／1.4 | ||||
| 点火方式 | トランジスタマグネット点火 | ||||
| 始動方式 | リコイルスターター | ||||
| 主クラッチ方式 | ベルトテンション方式 | ||||
| 変速段数 | 前進2段/後進1段 | 前進2段/後進1段 | 前進2段 | 前進3段 | |
| 車軸回転数(rpm) | 1速:72 2速:103 後進: 33 |
1速:72 2速:103 後進: 33 |
1速:72 2速:103 | 1速:32 2速:58 3速: 102 |
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| PTO回転速度(rpm) | - | 1,594 | |||
| 安全鑑定適合番号 | 802011 | 902001 | |||
注)KA、BAタイプについては、標準ローター装着時の数値です。
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