二輪製品ニュース
1987年11月20日
最新技術を随所に採用した2サイクル・スーパースポーツバイク
新型「ホンダ・NSR250R」を発売
本田技研工業(株)は、ロードレース世界GP250クラスで、1985〜7年度の3年連続メーカーチャンピオンを獲得するなど、国内・外で圧倒的な強さを誇るレースマシン「ホンダ・NSR250」で得た高度な最新技術をもとに開発した2サイクル・スーパースポーツバイク「ホンダ・NSR250R」を63年1月19日より発売する。
このNSR250Rのエンジンは、水冷・2サイクル・90度V型2気筒で、市販二輪車としては世界初のコンピューター制御によるPGMキャブレターを採用。さらにPGM−CDI点火システムや可変排気孔バルブシステム(RCバルブ−2)、オイルポンプなど、吸気から点火・排気にいたるまで総合的にコンピューター制御するという画期的な2サイクルエンジンとなっている。
フレームは、極太の異形五角形断面材を使用したホンダ独自のアルミ・ツインチューブ・フレームを採用。また、新デザインのフルフェアリングや大型リアカウルは、より空力特性に優れた形状としている。
NSR250R
●販売計画
18,000台
●全国標準現金価格
579,000円
(北海道・沖縄・その他一部離島を除く)
足廻りは、ワイドなリムサイズ(前・300−17/後・400−18)をもつアルミキャストホイール(6本スポークデザイン)に偏平タイヤを装備、リアはラジアルタイヤを採用している。フロントブレーキは、異形4ポットの対向ピストンキャリパーに新デザインの大径(276mm)のディスクプレートを組み合わせるなど、最新技術の数々を投入したスーパースポーツバイクとなっている。
●その他の主な特徴
| ・ |
排気脈動効果を高める新デザインのチャンバーと軽量アルミサイレンサー。 |
| ・ |
摩擦抵抗の低減と耐摩耗性に優れたNSシリンダー(内壁にニッケルとシリコンカーバイトをコーディング)にくわえトリプルコーティングピストンを採用。 |
| ・ |
整備性の良いカセットタイプミッションには、新たにミッション専用のオイルポンプを装備し、より高回転域での余裕ある給油量を確保。 |
| ・ |
高い冷却効率を発揮する新設計の大容量シングルコア・ラジェーター。 |
| ・ |
操作系パーツは、軽量で質感の高いジュラルミンやアルミ合金を多用。
(ステップ・ペダル・リンク・ロッド・ハンドル・レバーなど) |
主要諸元
| 型式 |
MC18
|
| 全長(m) |
1.985
|
| 全幅(m) |
0.640
|
| 全高(m) |
1.105
|
| 軸距(m) |
1.355
|
| 最低地上高(m) |
0.135
|
| シート高(m) |
0.770
|
| 車両重量(kg) |
145
|
| 車両重量(kg) |
127
|
| 乗車定員(人) |
2
|
| 燃費(km/L) |
36.0(50km/h定行走行テスト値)
|
| 最小回転半径(m) |
2.9
|
| エンジン形式 |
MC16E(水冷・2サイクル・ケースリードバルブ・90度V型2気筒)
|
| 総排気量(cm3) |
249
|
| 内径×行程(mm) |
54.0×54.5
|
| 圧縮比 |
7.3
|
| 最高出力(PS/rpm) |
45.0/9,500
|
| 最大トルク(kg-m/rpm) |
3.8/8,000
|
| 始動方式 |
キック式
|
| 点火方式 |
PGM-CDI
|
| 潤滑方式 |
分離潤滑式(エンジン)圧送飛沫併用式(ミッション)
|
| 潤滑油容量(L) |
2.1(内ミッション0.9)
|
| 燃料タンク容量(L) |
16
|
| クラッチ形式 |
湿式多板コイルスプリング
|
| 変速機形式 |
常時噛合式6段リターン
|
| 変速比 |
1速
|
2.846
|
|
2速
|
1.941
|
|
3速
|
1.500
|
|
4速
|
1.272
|
|
5速
|
1.136
|
|
6速
|
1.045
|
| 減速比(1次/2次) |
2.360/2.733
|
| キャスター(度) |
24°00′
|
| トレール(mm) |
90
|
| タイヤサイズ |
前
|
110/70-17 53H
|
|
後
|
140/60-R18 64H
|
| ブレーキ形式 |
前
|
油圧式ダブルディスク
|
|
後
|
油圧式ディスク
|
| 懸架方式 |
前
|
テレスコピック
|
|
後
|
スイング・アーム
|
| フレーム形式 |
ダイヤモンド
|
|