四輪製品ニュース
1985年9月10日
斬新なスタイルで居住性にすぐれた軽商用車「ホンダ・トゥデイ」を発売
本田技研工業(株)は、流れるような曲線をもつ低全高スタイルの採用と軽量・コンパクトな
水冷4サイクル2気筒エンジン(水平横置・545cm3)の搭載により、ゆとりのある居住ス
ペースを確保した、斬新な スタイルの軽商用車「ホンダ・トゥデイ」を9月11日より全国の
ホンダプリモ店より発売する。
このトゥデイは、軽商用車という限られたサイズの中で、居住性や走りなどクルマに求められ
る性能、機能を最大限に発揮することをめざし、メカニズム部分を最小に、居住スペースを最大
にというホンダ独自のM・M思想(MAN(マン)−MAXIMUM(マキシマム)・MECH
A(メカ)−MINIMAMUM(ミニマム))に基づき、エンジンの置き方、タイヤの位置、
サスペンションのあり方など新しい手法で追求したパッケージング・テクノロジーをもとに開発
されたクルマである。
外観デザインは、最小限のスペースに収納された水平横置エンジン・下方配置デフの採用によ
り、思いきったスラント&ショートノーズデザインとしている。また、新サスペンションの採用
によるタイヤの4隅配置により実現した大きな居住空間と低く流れるロングルーフが特徴のペン
タストリーム・シェイプ(5角形の低く流れるフォルム)を生みだすことが可能となった。また、
ゆるやかにカーブしたこのクラス最大のサイズをもつフロントウィンドウ(タテ790mm、ヨ
コ1,250mm)を採用するとともに新機構のダブルリンク式1本ワイパーの採用によって、
クリアーな視界を確保し、個性的なフロントスタイルを際立たせている。
室内は、ワイドトレッド(前1,225mm・後1,230mm)・ロングホイールベース
(2,330mm)や一体成形のローフロアー構造の採用などにより、広くゆったりとした居住
スペースと多彩に活用できるラゲッジスペースを最大限に確保。さらに非対称レイアウトのフロ
ントシートや操作系をシンプルかつ合理的に配置したインパネの採用などにより、開放感にあふ
れたゆとりの居住スペースを確保している。
エンジンは、軽量・コンパクトな水冷4サイクル2気筒・水平横置エンジンを搭載。31PS
/5,500rpmの最大出力と4.4kg−m/4,000rpmの最大トルクのすぐれた動
力性能を発揮するとともに30.0km/l(60km/h定値走行燃料消費率運輸省届出値・
M・JW1 4速マニュアル)の燃料経済性を同時に達成している。また、エンジンの加振力と
駆動反力を分散支持する慣性主軸方式エンジンマウントの採用により、すぐれた振動遮断効果と
静粛性をも同時に実現している。
サスペンションは、最大限の居住スペースを確保するために、シンプルな構造でコンパクトな
ストラット式フロントサスペンションとトーショナルビーム式リアサスペンションを採用。これ
により、しなやかでなめらかな乗り心地や、ブレーキング時の不快な前のめり(アンチダイブ)
や尻上り(アンチリフト)を低減、低重心・ロングホイールベースとあいまって、快適走行を可
能としている。さらに、全タイプに放熱効果と耐フェード性にすぐれたフロントディスクブレー
キやグリップ力の高い12インチ・スチールラジアルタイヤ(135SR12スチールラジアル
タイヤ)を標準装備するなど信頼性の高い足まわりを実現している。
★その他の主な特徴
| ○ |
高い経済性・静粛性と、スムーズな走りを可能とするOD付ホンダマチックを採用。
| | ○ |
とりまわしがしやすく、すぐれた質感の小径・太グリップのステアリングホイールを装備。
| | ○ |
一定以上の力が加わった時だけ自動ロックする3点式ELRフロントシートベルトを装備。
(G・Mタイプ)
| | ○ |
上下2分割の吹きだし口をもつ、イルミネーション付4段風量切換えベンチレーションシステムの採用。
|
トゥデイ M
主要諸元
●販売計画〈国内・月間〉
8,000台
●全国標準価格
Fタイプ 548千円
Mタイプ 620千円
Gタイプ 670千円
(注)
・OD付ホンダマチック車は、5万円高。
・寒冷地仕様は、5千円高。但しFタイプ寒冷地仕様(リヤ熱線付)は11千円高。
|