ニュースリリース

1984年12月14日ニュースリリース

静かで、軽く、持ち運びに便利な防音型発電機「ホンダ EX2000」を発売

 本田技研工業(株)は、静粛性にすぐれ、軽く、持ち運びに便利な防音型の2キロワットクラス発電機「ホンダEX2000」を、1月21日より発売する。

EX2000

EX2000

 このEX2000は、55デシベル(50Hz時)の静粛性と、このクラスでトップの69kg(乾燥重量)という軽さを実現。このため、住宅密集地や夜間の作業、および非常用、レジャー用電源など幅広い用途に適しており作業現場などで機動性を発揮できるものとしている。

これは、

  • ホンダ独自のサイレンとボックスシステム(SBS)方式の防音カバーでエンジンをおおい、内部で発生するノイズのもれを減少させたこと。
  • エンジン内部、ジェネレーター各部を音の出にくい設計としたうえさらにボディーカバーの内側をはじめ、随所に吸音対策を施したこと。
  • より静かですぐれた燃料経済性を発揮する、OHV(オーバーヘッドバルブ)機構のエンジンを搭載。

販売計画は、

国内年間 5,000台

全国標準現金価格は、

250,000円

 これらにより、55デシベルと数値以上の静けさはもちろん、聴感上の音質までも柔らかく変えることを可能としている。

 また、ボディには、外部衝撃に強い高張力鋼板を採用。これにより、堅牢なボディと、このクラストップの軽量化を同時に実現。扱い易い位置に装備したハンドルや下部取っ手とあいまって、作業現場での持ち運びや車両への積み降しも大人二人で容易にできるものとしている。

 これにより、ホンダ発電機シリーズは15機種32タイプとさらに充実し、使用目的に応じて最適タイプを選ぶことができるものとなった。

その他の特徴

  • メカニカルデコンプ機構と、トランジスター点火装置による始動性の向上。
  • 長時間連続運転を可能にした、ゲージ付大型燃料タンク(8.3L)。
  • エンジンの焼付きを未然に防ぐオイルアラート機構。
  • 延長コードを使用したときなど電圧補正に役立つ、電圧微調整ツマミと電圧メーターの採用。

主要諸元表

発電機 連続定格出力 交流 J 50Hz 1.7KVA
100V N 60Hz 2.0KVA
直流12V 8.3A
型式 2極界磁回転型単相交流発電機
励磁方式 自己励磁方式
電圧調整方式 トランジスタ式自動電圧制御方式(AVR)
出力端子 交流 アース式コンセント
直流 陸式ターミナル
回路保護装置 交流 ノーヒューズブレーカー
直流 サーキットプロテクター
エンジン 型式 強制空冷4サイクルOHV
総排気量(cc) 144
連続定格出力(PS/rpm) 3.8/3,600
始動装置 リコイルスターター
連続運転時間<満タン時> 50Hz 約7時間<8時間>
60Hz 約6時間<7時間>
燃料タンク容量(L)<満タン時> 7.1<8.3>
寸法重量 全長×全幅×全高(mm) 755×480×590
乾燥重量(kg) 69
騒音レベル dB(A)/7m 55(50Hz)/57(60Hz)

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