ニュースリリース

1984年02月15日ニュースリリース

静かでスマートなデザインの 携帯用発電機「ホンダEX550」を発売

 本田技研工業(株)は、静粛性にすぐれ、スマートなデザインの携帯発電機「ホンダEX550」を、2月16日より発売する。

 このEX550は、49デシベル(無負荷50Hz時・ホンダ測定値)の静粛性を実現し、このため住宅地や夜間の作業、および非常用、レジャー用電源などに適したものとしている。
 これは、
  ・「集中吸排気システム」と「サイレントボックスシステム(SBS)」の新機構を採用し、ボディ内部の空気の流れをコントロールしてノイズを減少させ、さらにサイレントボックス内で高い音を出す排気音を吸収する構造にしたこと。
 ・ボディ内部のノイズがもれにくく、かつ衝撃や錆にも強い半密閉アルミダイキャストボディを採用したこと。
 ・エンジン内部、ジェネレーター各部を音の出にくい設計としたうえ、さらにボディカバーの内側をはじめ、随所に吸音対策を施したこと。
 これらの相乗効果により、数値上の静けさはもちろん、聴感上の音質までも柔らかく変えることを可能とした。

販売計画は、

国内年間 10,000台
輸出年間 50,000台

全国標準現金価格は、

95,000円

 エンジンは、強制空冷4サイクル(76.4cc、1.2PS)のサイドバルブ方式を採用。
 さらに、新設計のブラシレスジェネレーターは、交流100ボルト、定格出力500ワット(最大出力650ワット)の余裕ある出力を発揮し、電動工具など瞬発力が要求される機器の起動性にすぐれているほか、電圧変動が少なく、いつでもムラの少ない良質の電気が得られるものとしている。
 また、全国どの地域でも最大の性能が引き出せる周波数切換スイッチをはじめ、オイル不足によるエンジン焼付を防止するオイルアラート機構や、電圧計、燃料計などを装備。
 また、リアカバーは着脱式とし、プラグやエアクリーナーなどの保守点検を容易なものとしている。
 これにより、ホンダ携帯発電機シリーズは3機種7タイプと充実、さらにホンダ発電機シリーズでは14機種29タイプとなり、使用目的に応じて最適タイプを選ぶことができるものとなった。

主要諸元

発電機 定格電圧 交流100V,直流12V
発電機 連続定格出力 50Hz 400VA(最大550VA)
発電機 連続定格出力 60Hz 500VA(最大650VA)
発電機 連続定格出力 (直流) 8.3A
発電機 型式 2極界磁回転型
発電機 電圧調整方式 コンデンサー補償型
発電機 回路保護装置 サーキットプロテクター
エンジン 型式 強制空冷4サイクル・サイドバルブ
エンジン 排気量(cc) 76.4
エンジン 連続定格出力 1.2PS/3,600rpm
エンジン 始動方式 リコイルスターター(手動式)
エンジン 燃料消費料(定格) 50Hz時 0.43l/1時間
エンジン 燃料消費料(定格) 60Hz時 0.53l/1時間
エンジン 連続運転時間(満タン時) 50Hz時 約4.7時間
エンジン 連続運転時間(満タン時) 60Hz時 約3.8時間
エンジン 燃料タンク容量(L) 2.0
寸法・重量 全長(mm) 430
寸法・重量 全幅(mm) 270
寸法・重量 全高(mm) 375
寸法・重量 乾燥重量(kg) 23
騒音レベルdB(A)/7m 無負荷時 49(50Hz)/51(60Hz)
騒音レベルdB(A)/7m 定格負荷時 52(50Hz)/54(60Hz)

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