ニュースリリース

1983年01月27日ニュースリリース

OHVエンジンを搭載 小型・軽量、スリムでシンプルなデザインの耕うん機「ホンダF310」を発売

 本田技研工業(株)は、本格的な農作業から家庭菜園まで幅広い管理作業に適し、女性でも使い易く、取り回しに優れた小型・軽量でスリムなデザインの耕うん機「ホンダF310」を2月8日より発売する。

F310

F310

 このホンダF310は、静かで粘り強く安定した出力を発揮する小型・軽量の強制空冷4サイクルOHV(オーバーヘッドバルブ)機構の新エンジンを搭載。さらに理想的な燃焼室形状とすぐれた吸・排気効率の実現により高性能で燃料経済性にすぐれたものとなっている。また、軽量コンパクトで低重心設計のためバランスがよく、果樹園の中耕、除草や傾斜地、山間地などでの作業に適したローター専用管理機(耕うん機)である。

  これによりホンダ耕うん機シリーズは、8機種23タイプとなり、作業目的に合った最適なタイプを選ぶことができるものとなった。

販売計画

国内年間5,000台を予定

希望小売価格は、

96,000円(標準ローター装備仕様は、10,5000円)である。

F310の主な特徴

  • エンジンは小型軽量の107cc強制空冷4サイクル最大出力3.5馬力/4000rpmで、燃焼効率の高いOHV機構を採用。これによりすぐれた燃焼経済性、耐久性と安定した出力を発揮。
  • 着火性の良い、トランジスタ・マグネット方式によるリコイル始動。
  • 低重心でバランスの良い優れた作業性
  • ローター作業にマッチした機体バランスと車軸回転数。
  • 前進2段、後進1段の薄型で残耕の少ない一体型ミッションケースの装備。
  • 車軸ローターの取付けは、最大径350mmまで可能。
  • 車軸作業の幅をさらに拡げる六角シャフトを装備。
  • 扱いやすく優れた安全性
  • チェンジ位置の見やすいインジケーターと、手元操作ができるコントロール類。
  • 作業者と目的に合せて3段階に調整が可能なハンドル高。
  • 独自の機構による優れた耐久性
  • ホコリの多い所や、泥ハネ作業等に威力を発揮するハンドルコラム内吸気方式のシュノーケルエアークリーナーの採用
  • 水田作業に不可欠で耐久性に優れた防水車軸シールの採用。

主要諸元表

型式 F310K
エンジン ホンダGX110:強制空冷4サイクル 単気筒 ガソリンエンジン OHV107cc
最大出力 3.5PS/4000rpm
定格出力 2.7PS/3600rpm
始動方式 リコイルスターター
点火方式 トランジスタマグネット点火
燃料タンク容量 1,4L(無鉛ガソリン)
全装備重量 44kg(ローター、オイル、ガソリン含む)
全長 1320mm
全幅 635mm(ローター幅) 600mm(ハンドル幅)
全高 995mm(ハンドル高さ中段位置)
変速段数 前進2段 後進1段
メインクラッチ ベルトテンション

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