ニュースリリース

1983年12月06日ニュースリリース

伝統的なスタイルと最新のメカニズムを調和させたスポーツバイク「ホンダ・GB250クラブマン」を発売

 本田技研工業(株)は、1960年代の伝統的なスタイルを継承しながら、エンジンなどのメカニズム部分はDOHC・RFVC単気筒エンジン(249cc)を搭載するなど最新の技術を投入したロードスポーツバイク「ホンダ・GB250クラブマン」を12月7日より発売する。

  • RFVC・Radial Four Valve Combustion Chambcr の略(放射状4バルブ方式燃焼室)
ホンダ・GB250クラブマン

ホンダ・GB250クラブマン

 このGB250クラブマンに搭載した空冷4サイクル単気筒エンジンは、ホンダ独創のサブロッカーアームの採用により、理想的な半球型燃焼室を4バルブで実現したRFVCシステムを採用。 これにより、吸・排気それぞれのバルブ径の拡大や、火炎伝播性能の優れたセンタープラグ方式を可能にし、優れた燃焼効率と吸排気効率を得ている。さらにDOHCシステムの採用により、 高速回転高出力化を図り最大出力30PS/9,500rpm、最大トルク2.4kg-m/8, 000rpmの高性能を発揮させるとともに、58Km/L(50Km/h定地走行テスト値) の燃料経済性を同時に実現している。また低速から高速まで吸入効率の向上を図ったデュアル・インテークキャブレターの採用とあいまって低・中速域でのレスポンスの良さと扱いやすさ、高速域でのハイパワーを実現させている。

販売計画(国内・年間)

12,000台(予定)

全国標準現金価格

379,000円

(北海道・沖縄価格は、6,000円高。その他、一部離島を除く。)

 フレームは、軽量・高剛性のセミダブルクレードルを採用。前輪には優れた制動力を発揮するデュアルピストンキャリバー装着の油圧式ディスクブレーキを採用。
 また、エンジンのヘッドカバーやクランクケースカバーなどに光沢をもたらすバフ仕上げや、サイドカバーのエンブレムに転写マークを使用するなど、細部にわたり高級感あふれるデザイン としている。さらに、一文字型バー・ハンドルの採用や、後方に配置したステップ位置など伝 統的なスタイリングは、最新のメカニズムと調和して、多様化、個性化のユーザーニーズに応え られるスポーツバイクとなっている。
 これにより、ホンダの250ccクラスのスポーツバイクは、11機種16タイプと、より充実したものとなった。

主要諸元

型式 MC10
全長×全幅×全高(m) 2.015×0.640×1.035
軸距(m) 1.360
最低地上高(m) 0.175
シート高(m) 0.780
車両重量(kg) 145
乾燥重量(kg) 130
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 58(50km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) 0.46(約25度)
最小回転半径(m) 2.3
エンジン型式 MC10E・空冷4サイクルDOHC4バルブ単気筒
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 72.0×61.3
圧縮比 10.5
最高出力(PS/rpm) 30/9,500
最大トルク(kg-m/rpm) 2.4/8,000
キャブレター型式 PH02
始動方式 セルフ式
点火方式 無接点式CDI
潤滑方式 圧送飛沫 併用式
潤滑油容量(L) 1.8
燃料タンク容量(L) 17
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.923
2速 2.000
3速 1.550
4速 1.304
5速 1.125
6速 1.000
減速比(1次/2次) 2.826/2.714
キャスター(度) 27°00′
トレール(mm) 98
タイヤサイズ 前 90/90-18 51S・後 110/90-18 61S
ブレーキ形式 前 油圧式ディスクブレーキ/
後 機械式リーディングトレーリング
懸架方式 前 テレスコピック/
後 スイングアーム
フレーム形式 セミダブルクレードル

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