本田技研工業(株)は、昭和55年9月に発売以来新しい時代の“乗り物”として現在の“スクーター時代”を作りあげた好評のタクトシリーズ「ホンダタクト」「ホンダタクト・フルマー ク」「ホンダタクト・フルマーク・カスタム」のデザインやエンジンを改良、よりファッショナ ブルでスポーティなものとして9月23日より発売する。
この新タクトシリーズは、全体をシャープな線と面でつつんだ洗練されたデザインを採用。さらに、一体化したヘッドライトとウインカーランプや、ボディに埋め込んだリアコンビネーションランプが、シンプルさの中により乗用車感覚のスタイルを強調している。
また、経済性と加速性能を一段と向上させた高効率、パワフルな4.0馬力の新設計エンジン を搭載。しかも、燃焼効率の向上と徹底した低フリクション(抵抗)設計により、リッター100Km(30Km/h定地走行テスト値)という低燃費を実現。また一層軽くなった軽量設計のボディ(乾燥重量49KgタクトDXセル付)と、低速から高速まできわめてスムーズに自動変速するトルクセンサー付Vマチックにより、女性でも取りまわしのし易いものとなっている。
タクト DXキック式 ¥109,000
タクト DXセル付 ¥123,000
タクト・フルマーク ¥133,000
タクト・フルマーク・カスタム ¥141,000
シリーズ合計で国内・月間 30,000台を予定。
さらに、スピードメーター、 オイルインジケーター、ウインカーパイロットランプなどを見やすくレイアウトした大型メーターパネルを採用。また、オイルの補給時期を知らせるオイルインジケーターには信頼性の 高いLED(発光ダイオード)を採用。さらに、ウインカーの戻し忘れを知らせる音色のよい電子ウインカー・アラームを採用するなど機能的な扱い易い設計となっている。
ホンダタクトシリーズは、発売以来約72万台(昭和57年8月末現在)の販売実績をもち、年令、性別を問わず幅広く愛用されているスクーターである。
DX〈 〉内はキック式 | フルマーク/ フルマークカスタム |
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型式 | AB07 | |
全長×全幅×全高 (m) | 1.555×0.630×0.960 | |
乾燥重量 (kg) | 49〈47〉 | 50 |
車両重量 (kg) | 53〈51〉 | 54 |
エンジン型式・排気量 | 空冷2サイクル・49 | |
最高出力(PS/rpm) | 4.0/6,000 | |
最大トルク(kg-m/rpm) | 0.50/5,000 | |
最小回転半径 (m) | 1.6 | |
登坂能力 (tanθ) | 0.32(約18度) | |
燃費 (km/L) | 100.0(30km/h定地走行テスト値) | |
変速機形式 | オートマチック(Vマチック) | |
始動方式 | セル、キック併用〈キック〉 | |
点火方式 | CDI | |
燃料タンク容量 (L) | 3.2 | |
タイヤサイズ (前/後) | 2.75-10-2PR |
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