本田技研工業(株)は、新鮮なデザインの活動的なスポーティスクーター「ホンダリード・50/80」の2機種3タイプを発売する。
なお発売日は、ホンダリード・50スーパーデラックスが2月19日より、ホンダリード・50デラックスと2人乗りが可能なホンダリード80デラックスは3月下旬を予定している。
このホンダリードは、力強い2サイクルエンジンに新設計5ポートシリンダーを採用、新開発のトルクセンサー付Vマチックや乗り心地のよい前後サスペンション、扱いやすいオートチョーク、オートコック、セルスターターの採用、取り廻しの楽な軽量設計(リード50乾燥重量:64kg)などにより軽快で快適な走りを実現している。
ホンダは昭和55年9月にいち早くスクーター〈タクト〉を発売し今日のスクーター時代の先鞭をつけ市場を開拓、つづく〈タクトフルマーク〉(昭和56年7月発売)でより乗用車感覚を指向するユーザーに応え、〈スカッシュ〉(昭和56年10月発売)ではファッション感覚のミニ・スクーターで好評を得、発売以来“便利なのりもの”、“経済的なのりもの”、“手軽なのりもの”、“楽しいのりもの”としての「スクーター」を確立、その販売台数は約63万台(昭和57年1月末までの出荷実績・ホンダ調べ)にもなっている。
なお、ホンダスクーターのユーザー層の特長は、全体の約40%が女性ユーザーに愛用され、しかも年令分布が20才代を中心に10才代から50才代まで幅広いものとなっていることである(ホンダ調べ)。
これによりホンダスクーターシリーズは、先のタクト、スカッシュなどと今回のリードで4機種11タイプと充実、より幅広いユーザーに応えられるものとなった。
機種 | タイプ | 価格 | 発売日 |
リード50 | スーパーデラックス | 149,000円 | 2月19日 |
デラックス | 139,000円 | 3月下旬 | |
リード80 | デラックス | 172,000円 | 3月下旬 |
180,000台
ホンダは、このスポーティスクーター〈リード〉の広告展開に、世界的に著名なプロテニスプレーヤービヨン・ボルグを起用し、新聞、雑誌、テレビなどの広告媒体に登場させる予定である。
50DX | 50スーパーDX | 80DX | |
型式 | AF01 | HF01 | |
全長×全幅×全高 m | 1.675×0.665×1.070 | ||
車両重量 kg | 70 | 78 | |
乾燥重量 kg | 64 | 72 | |
燃費 km/L | 75.0(30km/h定地走行テスト値) | 65.0(50km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力 tanθ | 0.34(約19度) | 0.21(約12度2人乗車時) | |
最小回転半径 m | 1.7 | ||
エンジン型式・排気量 cm3 | AF01E空冷2サイクル・49 | HF01E空冷2サイクル・79 | |
最高出力 PS/rpm | 5.0/7,000 | 6.5/6,500 | |
始動方式 | セル・キック併用 | ||
点火方式 | CDI | ||
潤滑油容量 L | 1.3 | ||
燃料タンク容量 L | 5.3 | ||
変速機形式 | オートマチック(Vマチック) | ||
タイヤサイズ(前・後) | 3.00-10-2PR | 3.50-10-4PR |
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