ニュースリリース

1979年07月10日ニュースリリース

悪路走破性にすぐれた2輪車 ホンダ XL500Sを発売

 本田技研工業(株)は、4サイクル単気筒エンジンを搭載した、市街地、郊外はもとより、悪路、不整地にいたる広範囲の走行を楽しめるスポーツ車「ホンダXL500S」を7月16日より発売する。

XL500S

XL500S

 このホンダXL500Sは、軽快な取廻し、すぐれた走破性を求めて開発。31馬力と力強い トルクを発生する単気筒4バルブエンジン、振動軽減を計る2軸式バランサー、ショック吸収性の良い前後サスペンションなどを採用したスポーツ車である。

生産計画は

年産22,000台(輸出を含む)を予定している。

標準現金価格は、

365,000円である。(北海道、一部離島を除く)

 ホンダXLシリーズは、先に発売し好評を得ている「ホンダXL125S」、「ホンダXL2 50S」とこの「ホンダXL500S」で3機種となり、より一層充実、巾広いユーザーに応えられるものとなった。

主な特長

エンジン

  • 高い吸・排気効率をねらい吸入2バルブ、排気2バルブで計4バルブとした。
  • 単気筒特有の振動を軽減するために、2本のバランサーを組み込んでいる。
  • キックと連動を計ったデコンプ機構を採用。キック初期荷重を軽減している。
  • 確実な点火と始動性向上が計れ、整備性にすぐれたCDI点火装置を採用。

車 体

  • フロント204m/m、リヤ178m/mのロングストロークをもつ、ショック吸収性にすぐれたサスペンションを装備。リヤにはガス封入式ダンパーを採用している。
  • 路面接地性が高く、駆動力を確実に路面に伝える特殊ブロックパターンタイヤを装着。フロントは走破性にすぐれた大径23インチタイヤを採用。
  • 細身の車体、フロントアップフェンダーなどで軽快なデザインとした。

ホンダXL500S主要諸元 〈型式名 ホンダPD01〉

全長 (m) 2.185
全幅 (m) 0.890
全高 (m) 1.185
軸距 (m) 1.405
車両重量 (Kg) 整備:141, 乾燥:131
最小回転半径 (m) 2.2
燃料タンク容量 (L) 10
燃料消費率 (km/L)
(60km/h定地走行テスト値)
35
登坂能力 (tanθ) 0.57
エンジン形式 空冷4サイクル単気筒
弁機構 OHC4バルブ
総排気量 (cm3) 497
内径×行程 (mm) 89.0×80.0
圧縮比 8.6
最高出力 (PS/rpm) 31/6,500
最大トルク (kg-m/rpm) 3.8/5,000
始動方式 プライマリーキック式(デコンプ付)
点火装置 CDI式
潤滑方式 圧送式飛沫式併用
潤滑油容量 (L) 2.0
一次減速比 2.379
変速比 1速 2.461
2速 1.647
3速 1.250
4速 1.000
5速 0.840
最終減速比 2.785
フレーム形式 ダイヤモンド式
懸架方式 (前) テレスコピック式
(後) スイングアーム式
キャスター (度) 28°30′
トレール (mm) 138
タイヤサイズ (前) 3.00-23-4PR
(後) 4.60-18-4PR
ブレーキ形式 (前後とも) ワイヤー式リーディングトレーリング

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