二輪製品ニュース
1975年4月30日
新発売
ホンダ ベンリイ CB125JX
本田技研工業(株)では、このたび市街地走行からツーリングまで、巾広い用途に適した単気筒ロードスポーツ車《ホンダ・ベンリイCB125JX》を新発売いたします。
この車はシンプルでコンパクト、軽量で機動性に富み、燃費、性能ともに優れた静かな2輪車です。
〈主な特徴〉
| ◎ |
軽量で出力の高い単気筒OHC124cc14馬力の新設計エンジンを搭載。 |
| ◎ |
新機構(アトマイザー・プレート)をエンジン吸気系に採用。シャープな発進・加速性能を実現し、燃費にも優れています。 |
| ◎ |
大容量マフラーを装備。静かな排気音と高い性能を両立させました。 |
| ◎ |
フロント回りからタンク、シートへとシンプルな機能美を強調。軽快でスポーティーなデザインです。 |
発売日 昭和50年5月1日
価 格 163,000円
(全国標準現金価格)
生産計画 月 産 13,000台
(輸出を含む)
〈特徴の概要〉
〔エンジン関係〕
1.レスポンスの良いエンジン特性を持つ4サイクル単気筒OHC新設計エンジン
| ◎ |
効率の良いクランクシャフト、ピストン、シリンダーヘッド、カム、バルブ回りなど新設計のエンジン主部が、キャブレター、エキパイ、マフラーの吸排気系に最良のマッチングを得て、極めて高出力で伸びの良いエンジンを実現しました。 |
| (1) |
フリクションが少なく、耐久性に優れたクランクシャフト(左右とも大型ボールベアリング、コンロッド大端にはシングルローラーベアリング使用) |
| (2) |
特殊アルミ合金の軽量ピストン |
| (3) |
吸排気効率の良い大型ポートと新しい設計の半球型燃焼室をもったヘッド |
| (4) |
往復重量の軽減に特に配慮した、高回転まで追従性の良いカム・バルブ回り |
| ◎ |
吸気系のインレットパイプは※アトマイザープレートを採用した新機構。
大型キャブレター(24φ)との相乗効果により、なめらかな発進加速性能が得られました。 |
※アトマイザープレートとは
この機構は、使用頻度の多いキャブレター開度6〜7割までの状態では、インレットポート断面 積を7割程度におさえて混合気の流速を上げ、霧化を向上するようポート内部を上下に2分割するプレートを設けたものです。
これにより燃焼効率が上がり、発進加速時などに起こりがちな一瞬の息つきを防止して、シャープなレスポンスが得られるだけでなく、燃費の向上にも役立っています。
2.冷却性能に優れた大型フィン
広い冷却面積が得られるよう、シリンダーヘッドに大型フィンを採用しました。
冷却性能が一段と優れ、あらゆる走行条件の変化に対応できます。
3.湿式ウレタン・タイプの大型エアクリーナー
容積の大きい湿式ウレタン入りエアクリーナーを装備し、
吸入効率が良く吸気音も静かです。
〔フレーム関係〕
| 1. |
軽くて剛性が高い車体鋼管と鋼板によるダイアモンド式フレームを採用しました。軽い単気筒エンジンとあいまって優れたパワー・ウェイトレシオが得られました。車体サイズもコンパクトで、容易なとりまわしと機敏な操縦性を実現しました。 |
| 2. |
スリムで容量の大きい燃料タンク確実なニーグリップと、ロングツーリングでも疲れにくいライディングポジションが得られるデザインです。容量も9.5lと大きく、燃費の良さ(60Km/L・50Km/h時)とあいまって給油の手間がはぶけます。 |
| 3. |
軽快で機能美を強調した外観デザインタンクキャップはリッド(蓋)でカバーし、タンクと同一色に塗装。流れるラインを強調しながら、アクセントポイントになっています。軽快にまとめあげたフロントフォーク回りとあいまって、スポーティーでメカニカルな美しさを強調しています。 |
| 4. |
無駄がなく効率の良い新感覚の大型マフラー大径で容量の大きいマフラーにより、高い出力と静かな排気音が得られました。出力に大きく影響する第1膨張室を大きくして背圧を低め、さらにマフラーエンドまでを3室に分けて消音効果を上げる構造です。これにより、背反的な性格である出力向上、消音効果の双方ともに優れ、力強くフラットなトルク特性と静かな排気音が得られました。 |
〔取り扱い性と安全への配慮〕
| 1. |
取り回しの良さ、疲れにくいライディングポジション、伸びが良くフラットトルクで発進も容易なエンジン。これらがあいまって安全性が高く、タウンバイクとしても最適です。 |
| 2. |
フロントには機構がシンプルで効き味が確実なメカニカル・ディスクブレーキを装備しました。なお、パッドの摩耗限界を示すチェックマークを見やすい位置に設けています。 |
| 3. |
カムチェーンは、アジャストボルトをゆるめることにより張りが調整できるイージーメンテナンス機構を採用。整備性に優れています。 |
| 4. |
ハンドルグリップは、疲れないソフトなパターンを使用。スロットルにはコントロールしやすい巻き込み型ワイア方式を採用したため、手を放せば自動的にアイドリング回転に戻り、市街地走行などでの頻繁なスロットル操作にもわずらわしさがありません。 |
| 5. |
安全な後方視界を得るためバックミラーを左右とも標準装備としました。 |
| 6. |
両面キーを採用し、さらに使いやすくなりました。 |
〔オプショナルパーツ〕
◎リアキャリア
◎5段調節型リアクッション
CB125JX主要諸元
| 全長(m) |
1.880
|
| 全幅(m) |
0.750
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| 全高(m) |
1.050
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| 軸距(m) |
1.205
|
| 最低地上高(m) |
0.145
|
| 車両重量(Kg) |
104
|
| 燃費(Km/L)(50Km/h時定地走行テスト値) |
60
|
| 登坂能力(tan) |
0.36(約20度)
|
| 最小回転半径(m) |
2.0
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| エンジン型式 |
空冷4サイクルOHC単気筒
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| 総排気量(cc) |
124
|
| 内径×行程(mm) |
56.5×49.5
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| 圧縮比 |
9.4
|
| 最高出力(PS/rpm) |
14/10,000
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| 最大トルク(Kg-m/rpm) |
1.0/9,000
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| キャブレター |
PW24
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| 始動方式 |
キック式
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| 潤滑方式 |
圧送式
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| 潤滑油容量(L) |
1.0
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| 燃料タンク容量(L) |
9.5
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| クラッチ形式 |
湿式多板
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| 変速機形式 |
常時噛合式5段リターン
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| 変速機操作方式 |
左足動式
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| 変速比 |
1速 2.769
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2速 1.882
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3速 1.450
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4速 1.173
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|
5速 1.000
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| フレーム形式 |
ダイアモンド式
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| 懸架方式 |
前 テレスコピック式 後 スイングアーム式
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| キャスター(度) |
62°50′
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| トレール(mm) |
96
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| タイアサイズ |
前 2.75-18-4PR 後 3.00-17-4PR
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| ブレーキ形式 |
前 機械式ディスク
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後 ロッド式リーディングトレーリング
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| 前照灯 |
25W/25W 130φ
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| 尾灯 |
5.3W(番号灯兼用)
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| 制動灯 |
17W
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| 方向指示器 |
前 10W×2 後 10W×2
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| 警音器 |
渦巻型電気式
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| 速度計 |
渦流式
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| 回転計 |
渦流式
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