ニュースリリース

1972年06月12日ニュースリリース

ホンダ一条バインダー<アクト号>新発売

 当社は、収穫作業の効率化・省力化の要請に応え、小型で扱い易いホンダ一条バインダー<アクト号>を発売します。

アクト号

アクト号

 日本の耕地・労働条件に適し、しかも女性・お年寄りにでも充分使いこなせる

特長
(イ)徹底した扱いやすさ
(ロ)いろいろな刈取り条件に適応できる幅広い能力
(ハ)楽なあと作業ができる仕上がり性能
を備えています。

 搭載エンジンは、信頼性の高いホンダG28。ワンタッチ着脱式でエンジン単体としても活用できます。

発売時期

昭和47年7月1日

販売台数

今シーズン1,000台

 この機種の発売により、ホンダバインダーは既に販売中の双用二条型<T55 >との2機種となり、幅広く農家の要請に応えられることになりました。

拡大する一条型バインダーの需要

兼業農家の増加にともない農作業における婦人・高年令層の就働比率は、ますます高まっております。

一方、小規模農業や山間地においても軽量、小型のバインダーを求める声は非常に強く、値段の安い<一条型>の需要は拡大しております。

2輪・4輪・農業機械など多くの分野で前進を続けるホンダでは、すでに発売中のホンダ<双用二条型バインダー>に加え、すぐれた特長を持つ<一条型バインダー>アクト号を発売する運びとなりました。

多くの農家のご期待にそえるものと確信いたします。

主な特長

  • 1.女性中心の農業におけるこれからのバインダーとして「徹底した扱いやすさ」を追求しています。
  • 手ばなしの直進性:左右バランスの良い中央結束方式で直進性が極めて良く手放し運転もでき、運転操作の疲労を大幅に軽減している。
  • 軽量化:搬送経路を短く、チェーンなどの複雑な構造を少なくし、簡潔・軽量化をはかった。湿田での取りまわしもラクにできる。
  • 簡単な保守:構造の簡素化により調整が簡単、不需要期の保守・点検にも手がかからず、また故障も少ない。
  • 2.中割り・畦ぎわ刈りのできる機能はもちろん 「確実に刈り取る安定した能力」をそなえています。
  • 中割り・畦ぎわ刈り:手刈りの前作業は不要で圃場のどこからでも入りこめ、思いどおりの作業ができる。
  • 湿田・倒伏稲の適応性:軽量化と前後バランスの良さで操作がラク。足のくるぶしがつかる程度の湿田刈り取りができる。ねばり強いエンジン性能に加え、ワムラスタイヤの採用により、土へのグリップが良い。倒伏稲は最大90°まで刈り取れる能力を持っている。
  • 3.結束・根ぞろい・放出姿勢をきれいに 「あと作業のムダを省く」ことにも力を入れました。
  • あと作業の労力を軽減:「放出姿勢」が一定で束集めが容易。「根ぞろい」や「結束のかたち」が良いので、さおがけ、脱穀作業がラクにできる。
  • 収穫物のムダ防止:搬送方式に特別な配慮が払われ、引き起こしがスムーズである。そのため「脱粒」や「穂切れ」がなく収穫の減少を防ぐことができる。

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