年末特別編「BAR Honda新車発表会」

12月18日(火)
シーズンは終了してしまい、皆さんF1及びHondaのニュースにさぞや飢えてらっしゃるでしょう。本日、BAR Hondaの新車発表会に行ってきましたので、ダイアリー特別編として紹介します。

BARのファクトリーは、イギリス中部シルバーストンのすぐ近くにあります。前夜ヒースロー空港のホテルに泊まったわれわれ取材陣は、朝まだ暗いうちに出発して、9時前に到着。昼間でも氷点下のパリと違って、今年のイギリスはあったかい。大体摂氏5度くらい。でもイギリスらしく、どんより曇ってました。これは発表会場の入り口です。

受付を済ませて中に入ると、熱いコーヒーと紅茶が待っていてくれました。後ろの言葉は、「失敗などない。あるのはそこから学ぶこと(フィードバック)のみ」という作者不祥の言葉。今年のBARは哲学的?

おねーさんたちが、食べ物を持って会場を回っています。このクルミ入りのペストリー、うまかった〜。

仮設のプレスルームは、工事現場の飯場のような雰囲気ですが、使い勝手は良かったです。

などと言っているうちに11時になって、関係者350人ほどが見守る中、発表会が始まりました。幕が開くと、壇上にはなんとBARとHondaのスタッフがぎっしり。150人ほどはいましたね。「われわれがこのクルマを作りました」というデモンストレーションです。

そして真ん中にいた人々が脇に退くと・・。

そこにベールを被った新車が。とてもいいオープニングでした。

ジャーン。これが004です。カラーリングこそ、ほとんどまったく今年と同じですが、オーソドックスながらデザインをかなり練って、作り込まれた感じです。それから新エンジンRA002Eは全然見せてもらえませんでしたが、V角を広げて、いっそうの低重心化に成功しているようです。エンジンカウルが、今年型より低くなってるように見えましたから。

そして去年の佐藤琢磨に続いて、BAR二人目の日本人テストドライバーとして、福田良が選ばれました。やはり琢磨のように、レギュラードライバーに育ってくれるといいですね。

「もっとちゃんとしたカメラで撮ってくれませんかあ?」と、良が文句言ってるところ。でもこれはあくまで、ジャーナリストたちの撮影。ちゃんとあとから、プロのカメラマンがポートレイトを撮ってます。

今年は発表会のあと、すぐ前の道路を実際に走らせるという大サービス。パニスがステアリングを握って、もちろん全開ではありませんでしたが、招待客は大喜び。

そしてもう一度、パニスとジャック・ビルヌーブ、さらに新しくチーム代表に就任したデビッド・リチャーズやHondaの小川エンジニアらも加わって、記念撮影です。来年こそ大飛躍を期待しましょう。最初のテストは、新年早々7日の週のバルセロナです。またその時のレポートも、お届けできると思います。もちろんジョーダン Hondaのお話しも。
それでは皆さん、メリークリスマス。そして、よいお年を!
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