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「しょーがないよね、こういう時は」　　第17戦 ロッキンガム

rd17

　今週はレースをしたって感じじゃないよね。予選もしてないし・・・・。

　ここロッキンガムでのレースは、クルマがよほど良くないと抜けない。誰かの後ろにスタックしたら、ホント抜けないから。もう、そうなったらラップダウンになるのを待つしかない。後ろからスタートした身としてはね。１秒ぐらい差があった相手だって、そんなに無理せずに抑えることが可能だったから。悪循環だよね。

　自分のクルマは、朝のプラクティスでハンドリングがアンダーステア。その対策をしたセットアップにしたレースでも、またアンダーになってた。
　レースが終わってからわかったんだけど、タイヤの内圧を測るゲージが間違ってたみたいだ。全然低くなってた。ハンドリングに影響が出るのは当然でしょ？　スタートする時の内圧が凄く低かった。

　そういうトラブルがあったし、一度スタックしたら抜けないコース。タイヤが冷たい時、１周めとか２周めにいいハンドリングで抜いて行ければいいんだけど、内圧が低いタイヤじゃ、それは無理。今回は予選をやってないから、スターティング・ポジションが後の方になっていた。このコースでは、スタート・ポジションの差が大きく響く。クルマが他と比べて飛び抜けていいとかじゃないと、何台も抜いて前に出てくってのは難しい。
　レース中にやれる調整は、もちろん今回も全部やった。フロント・ウィングは、もうこれ以上ないってとこまで立てたし、ウェイト・ジャッカーもロール・バーも、全部をめいっぱいのとこまで動かした。それでもハンドリングは良くならなかった。そこまでやってもマシンが変わらなかったってことは、なんかがおかしかったってこと。

rd17

　このところチームとして良くない状態が続いてる。今回はアドリアンのマシンにトラブルがあったし。だから、次のヒューストンではトラブルなく、ミスなく走ってレースをやりたい。それがまず第一かな？
　ホント、最近レースできてない。６、７戦はレースになってない。だからレースしたい。クルマのセットアップ自体は、今回ウチのマシンは決して悪くなかったのかもしれない。タイヤのことがあったけれど、そこそこのペースでは走れていたんだから。トップ・グループと変わらないところを、タイヤが正常だったら出せていたはず。
　ドイツでも予選がなくて、後ろからスタートしたけど、今回は、雨とコースの問題で２日間走れなかった。昨日、一昨日と走ってれば、レースで出ちゃったタイヤの件もわかってただろうからね。でも、そうはならなかった。しょーがないよね、こういう時は。
　こういう時は、飛んでかないこと。クルマを壊すことがないように。それと、ケガしないようにしないと。

rd17