第５戦 スペインＧＰ
5月4日（木）曇りのち晴れ。気温20℃くらい。
ピレネー山脈を越えてバルセロナ空港に到着。朝のうちはパリ同様曇っていましたが、昼頃から初夏の日差しが差し込んできました。2週間前のイギリスとはえらい違いです。
ただ、今のところの週末予報は、金曜日が雨模様。土曜日に持ち直して、日曜は変わりやすい天気とのことです。
まだ雲が垂れ込めていた頃のピット。各チームがガレージ設営中です。もうそろそろ昼近く。いつもよりちょっとスローペースな感じ。とはいえほとんどのチームが、先週ここで4日間も走ってたわけですが。
「クルサード奇跡の生還」の図。
事故写真を見た人も多いでしょうが、ほんとによくまあ、命が助かったものです。ただし精神的にはまだ相当ショックが尾を引いてるみたいで、恒例の木曜会見には出席こそしましたが、あらかじめ用意された事故についての声明文を硬い表情で読み上げると、さっさと引き上げてしまいました。
一応明日からは出場すると言ってますが、いくら肉体的に異常はないとはいえ、あんな事故の直後にいつもの力が出せるのでしょうか・・。
一方こちらのジャック・ビルヌーブも、先週のテストを背中痛で早めに切り上げたという報道がありました。
ところが本人に「大丈夫？」と聞くと、「いったい誰がそんなこと言ったんだ？」とプンプン。イモラでは確かに背中が痛んでたけど、その後は全然なんともないんだそうです。一体どういうことだったのやら。
木曜日の今日が、一番のんびりした日。パドックではエンジニアやドライバーたちが、そこかしこで談笑してます。
その中の一人が、この間ジョーダンからの移籍発表をしたばかりのマイク・ガスコイン。若手の中では一番のスターエンジニア。あっちこっちで引っ張りだこでしたが、とうとうブリアトーレがベネトンに引っ張っていってしまいました。
ところでパドックを見まわすと、シルバーストンでそびえたっていた銀色のジャガーがない！
噂ではバーニー・エクレストンが、「みっともないから外せ」と言ったとか。あれをみんながやり始めたら、プジョーがライオン、フェラーリは跳ね馬を屋根の上にくっつけかねなかったですからね。
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