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イギリスGP NEWS 4月22日(土) レポート:柴田久仁夫
●シルバーストンが当日券発売を中止
シルバーストンサーキットは、イギリスGPでの金曜以降の当日券の発売を中止した。
これは数日来の悪天候で、サーキット周辺の空き地のぬかるみがひどく、これ以上来訪者の車を止めるスペースがなくなったと判断したため。現在までのところ9万人分のチケットが売れており、約4万台の乗用車が乗り入れること、また週末はずっと雨模様であることが予想されている。
●フェラーリとシェルが契約更改
今年末が期限になっていたフェラーリとシェルの契約が、2005年まで延長されることになった。
両者の緊密な協力関係はF1界では有名で、単に燃料とオイルを供給するだけでなく、シーズンオフのエンジン開発にも積極的にかかわっている。
また各GPには、シェルの移動研究室とでも呼ぶべき設備が、フェラーリのガレージ内に設置されるほど。長期契約が更新されたことで、その関係がいっそう深くなることは間違いない。
●ついに一般車の乗り入れ禁止
連日悪天候のシルバーストンだが、ついに主催者側は、「土曜日は一般車両のサーキットへの乗り入れを禁止する」措置を発表した。
前日、草地の臨時駐車場でスタックする車が続出したこと、今後も雨のために状況が好転する可能性が低いこと、などが理由だ。
主催者は同時に、チケットの払い戻しに応じる旨も発表した。しかし鉄道などの交通機関がほとんどないここでは、サーキットへの足はクルマしかない。付近の町からサーキットまで臨時バスを運用するが、混乱は必至だ。
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