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レポート:柴田久仁夫
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第1戦 オーストラリアGP
(株)本田技術研究所 マネージング ダイレクター
保坂武文のひとりごと
今回はこれで満足しないと、怒られちゃいますよ。まあ、初めての魚釣りは、たくさん釣れるって言いますからね(笑)。ひとつひとつ課題を達成していって、高い場所に到達したいと思ってます。
去年12月にシェイクダウンして以来、われわれはずっと1台のマシンを走らせ、問題点を徹底的につぶして、熟成する手法を取ってきました。BARが99年、最初から2台走らせて失敗してますしね。そしてオーストラリアに来る直前のシルバーストンで初めて2台走らせて、まあなんとか大丈夫という感触を得てやってきたわけです。
今回は手始めと言うことで信頼性重視の手法を取ったわけですが、エンジンの測定分野で、大きな収穫がありました。走行中の燃料消費を正確に測定できるシステムを作り出そうやと、若手から言い出してくれて、それが実戦で相当使えることがわかったんです。燃費が正確にわかれば、ピットインのタイミングとかマシンに詰む燃料の量とか、あるいはゴールまでのペース配分とかを考える際に、かなり有力な手がかりになる。これは今後有力な武器になりそうです。
次のブラジルでは、今回の結果が偶然でなかったことを証明したい。とはいえ目標はいきなり上げずに、あくまでステップ・バイ・ステップです。
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