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1984-1987 NOTE
解説文章
vfr750r
タイトル
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第7話第7話-1
スポーツバイクの地図を塗り替える意気込みで、先進テクノロジーのVF750S&VF1100S、際立った美しさのVF750CやドラッグカスタムのVF1100C、常勝のVF750Fまで、16機種のVFシリーズを3年間で作り上げた。どれも優れたバイクだと自負していたこのVFシリーズだが、4年目頃から販売台数は減っていった。それはなぜか?

従来のスポーツバイクは、できるだけシャープな出力と高速域の伸びを重視し、その走りが見てわかるようなエキサイティングさを前面に出したデザインをしたし、ユーザーもそれを求めていた。特にコーナーが連続するワインディングで頻繁にシフトチェンジを繰り返した走りを楽しむ日本や、脱日常のために強烈なアグレッシブさを求めるアメリカではその傾向が強かった。もちろんVFシリーズも従来のスポーツバイクに要求されるエキサイティングな車を目指して開発を進めていた。

中速域のトルクが太いV4エンジンは、中速域から高回転までシフトなど変えなくてもスロットル操作ひとつで鋭い駆動力を引き出せるという、直4には出せないフラットな特性を持っていたが、これはエキサイティングとはいえないものだった。また高周波で刺激的な歯切れのいい直4サウンドに対して、不等間隔爆発のV4の排気音はブォーンという独特な低音で音のもたらすスピード感は少なかった。


このようにエキサイティングさや感性においては十分に満足されなかったV4だったが、古城を訪ねたりおいしい食事を求めるなど、バイクに乗って各国の異文化に触れる、生活にゆとりを求めようとするヨーロッパにはキャラクターがマッチしたようだ。独特の排気音もジェントルなものとして受け入れられるなど、ひとつのカテゴリーとして高く評価されるようになっていった。

このような背景の中でV4の進化にチャレンジすることになった。
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VFRのカウルやメーターのレンダリング。洗練されたデザインは今見ても新しく、飽きることもない
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VFRのドイツ現地適合テスト。ドイツ人ライダーもニューマシンに興味津々。私の隣にいるのはメカニックの小林さん。GPメカの経験もあり、コレクションホールでのレストアにも携わったメカの達人だ

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