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| 黄島にある山に登り港を見下ろす。 |
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九州の西に横長に拡がっている五島列島。この地は古くから日本の海の玄関口であった。美しい海と山とに囲まれた五島列島は今も豊富な海の幸、漁場が拡がる漁業の島々でもある。その南に位置する小さな島、黄島はイカ漁や石垣鯛で知られた釣り人垂涎の島である。
文 = 上野 茂
写真 = 塚田直樹 |
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日が昇り、周囲が明るくなってきた。
未明に始まった漁は7時過ぎに終わった。 |
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五島列島は魅力的な場所だ。さまざまな観光名所あり、絶景ポイントあり、そして何よりも豊富な漁場がすぐ眼前に広がっているのが嬉しい限りである。海の幸を、自ら釣ったり、釣らなくてもあちこちで新鮮なものを味わえたり、とにかく堪能、満喫できる島々である。
東京から五島へは福岡を経由していく。飛行機で羽田空港から福岡空港までが約2時間弱。福岡空港から五島福江空港までが約40分掛かる。福岡=五島福江間はANAが1日3往復、便を飛ばしている。そのほか五島福江と大阪(関空)、長崎とをそれぞれ結ぶ便もある。東京から行く際に注意が必要なのは、福岡空港のターミナル。福岡空港には全部で4つのターミナルがあり、国際線を除く第1〜第3ターミナルは同じ建物となっている。これがじつに不親切かつ不明瞭である。確かに事前に確認しなかったこちらのミスではあるが、さほど大きくもないターミナルが細切れにそんなにあるとは気づかない。それぞれのターミナルに表示が極めて少ない。東京から到着したターミナルと別のターミナルから五島福江行きの便が出てるなんて……。しかも横に長く延びた3つのターミナルの端から端までは約700m。出発10分前にその事実を前にして我々はその700m弱の道のりを走った……。
福岡から五島福江まではボンバルディアDHC8-Q400というスマートな機体のプロペラ機で行く。息を切らしながら乗り込んだが、飛行機から眺める景色が「近く」て楽しい。これだからプロペラ機は良いのだ。福岡市外を眺め、次いで柳川周辺の整然とした田園と水路を観る。ハウステンボスを遠望し、海へ。間も無く五島の島々が間近になる。あっという間の40分。いつもなら飛行機は眠る場所と決めている筆者がじっくりと外を眺めて過ごしてしまった。 |
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払暁。アオリイカを求めて漁に出る。 |
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夜の漁で仲間の漁師が上げた見事なイカ。 |
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前の晩に上がった小振りのイカ。新鮮で旨そうだ。 |
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