いきなり「ボート免許が必要ない」といっても、一部の読者にとっては「?」といった感じかもしれない。実は、現行の「小型船舶安全規則」ならびに「船舶職員及び小型船舶操縦者法」によって、小型船舶操縦士免許が不要とされる船舶基準が定められているのだ。その基準とは、船舶の長さが3m未満であること。搭載エンジンが出力1.5kw未満であること。そして、エンジンは電動機を用いるか、一定の安全装置を備えていること、といった3箇条から成り立っている。そこで、『BF2D』のスペックを改めて見てみよう。
連続最大出力は1.47kwであるため前述した条件はクリアしている。安全装置に関しても、即座に駆動を制御できるエマージェンシー用のエンジンストップスイッチが装備されるので問題はない。ということは、これを3m未満のフネに搭載するなら、誰でも操船は可能となるわけ。しかも、トランサム高のあるモデルでさえ乾燥重量が13kgほどなので持ち運びも容易で、カートップボートと組み合わせれば保管経費もかからない。となれば、現在のところ4ストローク船外機では唯一の2馬力仕様となる『BF2D』の需要が、この先の国内市場において高まることは容易に想像できるはずだ。
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写真左:
BF2Dのカウルを外し、操縦者側から見た図。フライホイールに連動するファン(燃料用タンク給油口の奥)がエンジンブロック全体の冷却を一手に担う。
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写真右:
ロアケースに繋がる局面部に放熱・排水を意図したルーパーを設けている点もBF2Dの特徴といえる。空冷式船外機であるため、もちろん検水口はない。 |
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