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OCEAN LIFE
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鳥海山伏流水の恵みを味わい、最上川の清流に癒される 水と資源を大切にする人たちを訪ねて
岩ガキの漁獲量は一日200個限定
至福の喜びをかみしめつつ、象潟漁港へと向かう。漁港に隣接する秋田県漁業協同組合象潟支所にお邪魔し、職員の佐藤仁さんに話を聞いた。
 岩ガキ漁は、現在90人ほどの漁師によって素潜りで行われる。朝8時から開始され、長い時では午後4時半まで続けられるという。通常、岩ガキ漁は漁港から約500mほどのエリアで行われる。基本的に一人で漁に出るが、毎日出るわけではない。雨などの影響で海水が濁っている場合は海中がよく見えないため、数日に渡って漁をしない場合もある。この日は台風の影響のため中止となっていた。
岩ガキの漁獲量は大小関わらず原則として一人一日200個に限定されている。以前は無制限に捕っていた時期もあったそうだが、その影響で成長するのに10年近くかかる岩ガキはなかなか育たず、漁獲量が減少してしまった。そこで危機感を感じた漁師の間で自然保護のため自主規制をするようになり、現在に至っている。また漁獲量の制限に加え、毎年禁漁区を設けて岩ガキを保護しているそうだ。限りある資源を無作為に採取してしまうと、おのずと自然はなくなっていきますから、と佐藤さんは話す。
 深く潜れば潜るほど、海底から勢い良くあふれ出る冷たい伏流水の効果によって、より良質で大きい岩ガキが捕れるという。潜る深さは場所によって異なるが、平均6〜10mほど。200個を捕り終えた時点でその日は終了となる。
漁港へ戻ってくると今度は港内で海藻などの付着物を取り除き、洗浄する作業が待っている。その際に手伝える家族は全員集まり、すべて手作業で行われる。その後、専用の発泡スチロールの箱に詰め込み(1箱30個)、組合のチェックを経てはじめてセリにかけられるという流れ。箱は岩ガキの大きさによって、大中小という3つに仕分けされ詰め込まれる。なお箱の外側には主に採取海域、品質保持期限、内容量などのほかに船名を表示しなければならない。そのため各漁師は、責任感とプライドを持って漁をしているのだ。
午後3時すぎ、一定の岩ガキを捕り終えて象潟漁港へ戻ってくる。これからセリにかけられるまでの1時間ほどの間に洗浄作業を行う。
午後3時すぎ、一定の岩ガキを捕り終えて象潟漁港へ戻ってくる。これからセリにかけられるまでの1時間ほどの間に洗浄作業を行う。

付着物除去は家族総出で行われる。岩ガキは複数で固まっていることが多い。小さなバールで叩きカキ同士をすり合わせて洗浄する。
付着物除去は家族総出で行われる。岩ガキは複数で固まっていることが多い。小さなバールで叩きカキ同士をすり合わせて洗浄する。

洗浄後、大きさによって大中小と分けられたうえで専用の発泡スチロールに詰め込まれて出荷される。
洗浄後、大きさによって大中小と分けられたうえで専用の発泡スチロールに詰め込まれて出荷される。

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