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HONDA The Power of Dreams

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リーフェルものがたり第だい23話わ
リーフェルものがたりのはじまり、はじまり…

パトロールを終おえたリーフェルたちが森もりへ戻もどる途中とちゅう、急きゅうに雨雲あまぐもがあらわれて、どんどん空そらに広ひろがっていきました。
「急きゅうに空そらが暗くらくなってきたなあ。」
「あ、遠とおくからカミナリの音おとも聞きこえてきたよ…。」
「これはゲリラ豪雨ごううだよ！はやく長老ちょうろうの木きに戻もどろう！」

リーフェルたちは長老ちょうろうの木きをめざして、大急おおいそぎで帰かえっていきます。
しかし、森もりが見みえてきた時ときに急きゅうに雨あめの勢いきおいがはげしくなりました。
「わあ、やっぱりゲリラ豪雨ごううだ！」
「急いそごう！あと少すこしだ！」
もう少すこしで長老ちょうろうの木きに到着とうちゃくする、その時とき…。

ピカッ！
！！！ドッカーン！！！！
メキメキメキ…！！！！
「わあああ！カミナリが長老ちょうろうの木きに落おちた！！」

急いそいで長老ちょうろうの木きへたどり着ついたリーフェルたちは、目めの前まえの光景こうけいに衝撃しょうげきを受うけました。
「…ええええ？！！！」

長老ちょいろうの木きはカミナリによって2つに裂さけ、燃もえているではないですか…。
リーフェルたちは驚おどき、オロオロするばかり…。

ふいに黒くろい雲くもが割われて、まぶしい光ひかりが長老ちょうろうの木きへと差さし込こんできました。
そして光ひかりの中なかに、誰だれかが現あらわれたのです。

光ひかりの中なかに現あられた誰だれかは、長老ちょうろうの木きに向むけてあたたかな光ひかりを送おくりました。
すると…
長老ちょうろうの木きがもと通どおりに戻もどっていくではないですか。

長老ちょうろうの木きは、もと通どおりに戻もどりました！
「…よかった！！！」
「あれ？！どこかちがう感かんじがする…？」
「前まえより若々わかわかしくなったんじゃない？！」

「ふう、助たすかったわい。」
「長老ちょうろうの木き、お帰かえりなさい！！！」
「数百年前すうひゃくねんまえにもカミナリが落おちてきたことがあったんじゃ。その時ときも助たすけてもらったのう。」
長老ちょうろうの木きはそう言いって、光ひかりの中なかにいる誰だれかを見上みあげました。
「えっ、昔むかしもカミナリが落おちたの？そして助たすけられた？」

光ひかりの中なかにいる誰だれかに、長老ちょうろうの木きは言いいました。
「助たすけてくれて、ありがとう。それに何百年なんびゃくねんぶりに会あえて、うれしかったわい。」
光ひかりの中なかの誰だれかはうなずくと、消きえていきました。
「ありがとう！ありがとう！」
「ありがとう！でも、誰だれだったんだろう…？」
…第二十四話だいにじゅうよんわへにつづく

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