芝博士の豆知識

愛情はほどほどに。
芝は踏まれて美しくなる!

わが家の芝生が枯れた理由
最初は青々してキレイだったのに、気がついたら枯れていた。そんな経験がある人も少なくないでしょう。枯れる原因は病気や害虫に限ったことではなく、様々な要因が考えられます。家庭で芝生をつくる条件としては、まず日当たりがいい場所を選ぶこと。さらに水はけがいいこと。これが二大原則で、この条件が揃っていないと芝生は健康に育ちません。雨が降ってすぐに水たまりができるようなところは、水はけがよくない証拠。そういう場所に芝生を張ると、すぐに苔が生えてきたり、根腐れしたりしてダメになってしまいます。
美芝の維持は、
日々の積み重ねが大切
キレイな芝生を維持するためには、マメに芝を刈ったり、雑草を抜いたりしなければなりません。また、愛情のかけすぎも枯れる原因に。水をあげ過ぎると根腐れしますし、肥料を与え過ぎると伸びすぎる、伸びが早いと軟弱になったりします。どちらも適度に与えるのが、上手に育てるコツと言えるでしょう。芝は刈られると再生するためにエネルギーを使いますから、そのエネルギーを補うためにも肥料は必要です。説明書きにある用法、容量を守って、正しく与えるようにしましょう。
踏んでもいいの?
芝生と踏圧の関係
芝生は踏まれ過ぎても枯れる原因になります。しかし、ほどよく踏むのは芝生にとって好都合。踏むことによって芽が分かれやすく、細かくなり、さらに育成を抑える効果もあります。ですから、うまく踏んであげれば、あまり刈り込まなくても低い草丈を維持できるのです。以前行った実験では、毎日7~10回の踏圧回数なら、芝生にとって好都合で、緻密な芝になるという結果が出ました。しかし15回を越えると完全にはげてしまうという結果も。庭を歩き回るくらいなら、芝を好都合に抑えられる可能性が高いので、あまり大事にかわいがらずに、少しは踏んであげることをおすすめします。ただし、張ってすぐの状態は踏まれることに弱いので、踏むのは十分育成してからにしましょう。

森の緑と、街や庭の緑は、
似て非なるモノ。

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