自由研究

エッグシェードをつくろう

卵は大きな1つの細胞さいぼうなんだって。1個の卵からヒヨコが生まれるまで、かたいからの中で命が育まれるんだね。
その命をずっと守り続けているからには、どんな特ちょうがあるのかな。調べてみよう!
対象学年
かんさつ
エッグシェードをつくろう

用意するもの

用意するもの
①うずらの卵 2個(同じくらいのサイズ) ②卵 1個 ③食酢しょくす ④プラスチックのコップ(300ミリリットル程度) ⑤ラップ ⑥マニキュア液(色はお好みで) ⑦置型ミニライト(100円ショップなどで入手できる)
実験の前に必ず石けんで手をよく洗いましょう。
卵の表面を事前に水でよく洗い流しておきましょう。
マニキュア液でペイントする時は周囲をよごさないように注意しましょう。
マニキュア液は口に入らないよう注意しましょう。また、刺激臭しげきしゅうがあるので、ぬる時やかわかす時は換気かんきをしましょう。

実験のやり方

ぷにぷに卵をつくろう

プラスチックのコップにうずらの卵を入れる。この時、卵が割れないように注意しよう。

①に食酢しょくすを入れる。少なくとも卵が完全にひたるくらい入れよう。

変化を記録しよう。背景に黒い紙をはっておくと観察しやすいよ。
  10分後 30分後 1時間後 2時間後 3時間後 12時間後
スケッチまたは写真 10分後 30分後 1時間後 2時間後 3時間後 12時間後
  卵の表面にあわがたくさんついている 模様の部分がはがれてきた。 模様の部分が完全にはがれた。卵があわにつつまれていた。 細かくて小さなあわが水面に集まってういている。 まだあわが出ている。さわると少しだけやわらかくなっている。 全体的にふくらみ、中の黄身がすけて見える。さわるとぷにぷにしている。
スケッチまたは写真
10分後 10分後 卵の表面にあわがたくさんついている
30分後 30分後 模様の部分がはがれてきた。
1時間後 時間後 模様の部分が完全にはがれた。卵があわにつつまれていた。
2時間後 2時間後 細かくて小さなあわが水面に集まってういている。
3時間後 まだあわが出ている。さわると少しだけやわらかくなっている。 3時間後
12時間後 12時間後 全体的にふくらみ、中の黄身がすけて見える。さわるとぷにぷにしている。

卵をさわって、ぷにぷにしていたらそっと取り出し、元の卵と比べてみよう。

指の腹で卵をなでるとからがぬるっとはがれてくるので、やさしくからをなで落とす。その後水洗いして、ティッシュなどで水気を吸い取ろう。

さらに数日ほどにつけておくと、とうめい感が増すよ。夏場は卵がくさりやすいので、ラップをかけて冷蔵庫に入れながら実験するといいよ。
エッグシェードをつくろう
卵のからさん)が直接ふれなければ、卵のからはとけないのだろうか?
卵を部分的にマニュキュアでコーティングして確かめてよう。

卵にマニキュア液で模様をかく。
※卵のおしりの方には絵をかかないようにしよう。

マニキュア液がかわいたら卵を食酢につける。

マニキュア液をぬっていないところがぷにぷにしてきたら取り出す(目安は30時間程度だけど気温によって反応の速さは変わるよ。卵が大きくなって、かいた絵にヒビが入る前に取り出そう)。からを指の腹でやさしくなでて、とけたからを洗い落とそう。

卵のおしり(絵をかかなかったところ)の卵殻膜らんかくまく※に穴を開けて内容物を取り出し(つまようじなどで穴を開けてハサミでライトの大きさに切り取るといいよ)、やさしく流水で中を洗い流す。卵殻膜らんかくまくがかんそうしてシワシワにならないよう、油やクリームなどをぬろう。
卵殻膜らんかくまくとは、卵殻らんかくの内側のまくのこと。

ミニライトに取り付けてあかりをつけてみよう。
監修かんしゅう

L-Kids Lab

就学前から中学生を対象とした子どものための科学体感教室です。
お子様の知的好奇心を刺激する、ワクドキいっぱいのしかけをちりばめた科学遊びをご用意しています。遊びの中で気づいたり、考えたり、工夫したり、表現したり、そして科学が日常の身近につながる機会になるよう、お子様ごとにプラスαの声かけをしながら一緒に科学遊びを楽しんでいます。
教室は、東京都文京区にあります。泊まりでの自然教室は長野県を中心に行っています。 web site:http://www1.tcn-catv.ne.jp/l-kidslab/