物が水などの液体にとけると、目には見えないくらいの、とても小さなつぶになってしまいます。とけた液体は、よう液といい、とうめいで、どこでもこさは同じになります。物は、よう液の中でなくなったわけではないので、重さを量ると、とけた物の重さが液体の重さに足されていることがわかります。
よう液の一定の体積あたりの重さを密度といい、それを比べたものを比重といいます。ちなみに水の重さは、1cm3あたり1gです。
古代ギリシャのアルキメデスが発見したアルキメデスの原理(液体の中に物を入れると物は、物と同じ体積の液体の重さの力でうこうとする)を利用すると、比重を知ることができます。
物がうこうとする力を浮力といいます。物は重い液体にはうきやすく、軽い液体にはしずみやすくなります。