自由研究

かざり炭を作ろう

バーベキューをした時に炭をじっくり見てみたら、赤くなって長い時間、熱源(燃料)になっていた。
でも火はついているのに、ほのおもけむりもにおいもないよ。
キャンプファイヤーの組木は大きくほのおが上がってあとかたもなく燃えてしまうのに、ふしぎだね。
炭はどうやって作るんだろう?!
対象学年

木から水分などの物質がぬけて、炭素たんそのかたまりになる

木は、多くの水分をふくむほか、さまざまな物質によってできています。むし焼きにすることで木の中のそれらの物質が出ていき、じゅんすいな炭素たんそのかたまり(炭)ができあがります。さまざまな物質がぬけたあと、樹木じゅもく細胞壁さいぼうへきは残って小さなたくさんのあなになります。炭をけんび鏡でかく大すると、編み目状になっているのが分かります(この構造を多孔質たこうしつとよびます)。この編み目状の構造のために、炭は、指先くらいの大きさであっても、空気にふれる面積は25mプールと同じくらいの広さになります。水分やさまざまな物質がふくまれる木に比べ、炭が大きなほのおやけむり、においもなく、長い時間燃え続けることができるのは、このような性質と構造のためなのです。
まとめかた
まとめかた
紙で炭を作ることができるかどうかを試してみよう。
監修かんしゅう

L-Kids Lab

就学前から中学生を対象とした子どものための科学体感教室です。
お子様の知的好奇心を刺激する、ワクドキいっぱいのしかけをちりばめた科学遊びをご用意しています。遊びの中で気づいたり、考えたり、工夫したり、表現したり、そして科学が日常の身近につながる機会になるよう、お子様ごとにプラスαの声かけをしながら一緒に科学遊びを楽しんでいます。
教室は、東京都文京区にあります。泊まりでの自然教室は長野県を中心に行っています。 web site:http://www1.tcn-catv.ne.jp/l-kidslab/