メダカは大人になっても3〜4cmほどの小さな川魚です。自然の中では流れのおだやかな小川の、さらに流れがほとんどないような川岸や支流、田んぼなどの側溝にすんでいて、気に入った場所からあまり遠くにはいきません。流されそうになると、流れにさからっておよぎ、その場所にとどまろうとします。
実験では、流れがないにもかかわらず、縦じまもようが動くのに合わせて同じ方向におよぎました。これは、もよう(まわりの景色)が動いてゆくさまを見て、自分が流されていると感知したため、流されまいと同じ方向
におよいだのです。メダカはその名のとおり、体のわりに大きな目が高い位置についているように見えます。この発達した大きな目で、まわりの様子をよく見てすばやく行動します。