鉄鋼メーカーから送られてきたコイル状の鉄板
適当な大きさに切られた鉄板
(V-7) さぁ、これから鈴鹿製作所の第3ラインを見学していこう! まず、車づくりは、ボディとよばれる外側の形をつくることから始めるんだ。ホン太くんは車のボディが何でできているか知っているよね。
(ホン太くん) 鉄でしょ!
(V-7) その通り。このボディを構成しているひとつひとつの鉄でできた部品をつくるのがプレス工程なんだ。だから、工場には毎日鉄鋼(てっこう)メーカーから、鉄板がたくさん送られてくる。これをまずは適当な大きさに切って、それからプレス機械にかけるんだ。 プレス機械にはドアやフェンダー、ルーフ、ボンネットなど、車を構成するさまざまな部品の形をした金型をあらかじめ取り付けておき、それに大きな力を加えて、鉄板を曲げたり、切ったり、そして穴(あな)を開けたりするんだ。 こうして、車の外側を構成するさまざまな部品ができあがるんだよ。
4800トンもの圧力をかけられるプレス機械 写真をクリックして動くようすを見よう! でもちょっと時間がかかるよ (QuickTimeMovie:508KB)
プレス機械にかけられた鉄板
(ホン太くん) プレス機械の力ってどれぐらいなの?
(V-7) なにしろ鉄の形を変えるんだから、ものすごく大きい力だよ。鈴鹿製作所にあるトランスファーマシーンは4800トンもの圧力を、しかも高速でかけられるんだ。 ホン太くんの弁当箱なら20トンぐらいの圧力でつくれると思うけどね。
(ホン太くん) へぇ〜、すごい力なんだね。工場で働いているお兄さんたちは、この工程では何をしてるの?
(V-7) もちろん人間にはプレス機械のような大きな力は出せないし、早くもできないから、プレスはみんな機械でやっているんだよ。この工程での工場のお兄さんの仕事は、できあがった部品をひとつひとつていねいに検査すること。 不良品がないかどうかしっかりとチェックされたそれぞれの部品は、次の溶接(ようせつ)工程へ自動的に運ばれるんだ。