森にそびえる自然共生・地域共生のシンボル「命の塔」を修復！
フクロウの彫刻やツワブキの黄色い花も見学のみなさんを出迎えます。
HondaWoods鈴鹿は、鈴鹿製作所を取り囲むように植樹された樹木たちを大幅に手入れして、2015年に生まれた森です。あれから5年の月日が経ち、この時に伐採した木々や枯れ葉などでつくり上げた「命の塔」が雨などにより根元から腐食し、朽ちかけていたので、修復作業を行いました。
「命の塔」は森に住む様々な生き物の住処として、森の見学に訪れたみなさんに生命の循環を学んでもらう場として親しまれてきた鈴鹿の森のシンボル的存在です。
間伐材や木の枝を使った外壁の打ち替えなどで見事に復活を遂げた「命の塔」は、これからも鈴鹿が目指す自然共生・地域共生のシンボルとしてそびえ立ってくれることでしょう。
さらに、森の入り口ではこれまでリスの彫刻がみなさんの目に留まっていたことと思いますが、こちらも老朽化に伴い、フクロウの彫刻に新調しました！
ギリシャ神話では知恵や学芸を司る女神・アテネの使いとされるフクロウが、鈴鹿の自然を学びに来てくれたみなさんをお出迎えします。また日本では「不苦労」とも書かれる、苦労知らずの縁起のいい鳥なんですよ。
そしていま、森ではツワブキが咲いています。
ツワブキは大きな葉で地面を覆うので雑草対策の役目を果たすだけでなく、他の花が少ないこの時期に、黄色い花をいくつも咲かせて森の中に彩りを加えてくれています。
今後も「森のたより」では、HondaWoods鈴鹿の様子をお届けしていきます！
> HondaWoodsとは？
新緑の季節、生命の活力みなぎるHondaWoods鈴鹿。
森を歩けば、その息づかいが聞こえてきます。
日に日に気温も上がり、動植物たちも生き生きとしてきたHondaWoods鈴鹿の今の様子をご紹介します！
HondaWoods鈴鹿の入口付近では、鮮やかなピンク色の小さい花を咲かせたシモツケが見ごろを迎えており、訪れる人の目を引きます。
初夏の花と言えばアジサイを思い浮かべますが、HondaWoods鈴鹿の森に入るとガクアジサイが通路の至るところに花を咲かせ、心をなごませてくれます。また視線を上に向けると、秋には真っ赤に色づく紅葉が、この季節には森の空一面を鮮やかな緑のカーテンで覆っています。
森の中ほどに進み、池の中をのぞいてみると、メダカが群れを作って元気良く泳いでいます。今年は気候などの条件に恵まれたのか、例年にないほどたくさんのメダカが生まれました。この池は浄化した工場排水を引いている人工の池なのですが、メダカたちが元気に育ち、泳いでいる姿は自然の池そのもの。正直びっくりです！
現在は新型コロナウイルスの影響で工場見学が休止されていますが、再開されたら是非元気な森を見に来てください！ お待ちしております。
> HondaWoodsとは？
鈴鹿製作所の敷地の外周に、1.1kmにおよぶ紫陽花（あじさい）ロードが出現！
鈴鹿製作所では、雑草対策および従業員・近隣住民様への憩いとして、事業所外周のHondaWoodsエリアに紫陽花（あじさい）を植えています。
4年前に南側外周の800mのエリアに730本の紫陽花を植えたのを皮切りに、2年前には西側外周の300mのエリアに新たに310本を植えて、現在では合計1,100本が育っています。
今年は５月連休明けから咲き出し、5月末あたりに一番の見ごろを迎えました。鈴鹿製作所では今後もこの「紫陽花ロード」を大切に育てていきます。
> HondaWoodsとは？
鈴鹿製作所は、1960年に設立されたHondaの国内3番目の工場で、現在は軽自動車のNシリーズを中心に小型の四輪車生産を行っています。この工場を取り囲むのは、1976年に始まった「ふるさとの森づくり」で植樹された樹木たち。鈴鹿市ののどかな気候と肥沃な土地柄のおかげもあり、一時高さ10数メートルにまで育った森は、2015年から大きく手を入れられて、「HondaWoods（ホンダウッズ）鈴鹿」へと生まれ変わっています。
鈴鹿製作所の工場見学のオプションとして、HondaWoods鈴鹿の森見学コースを設定。自然に触れて、自ら考え、発見し、気付きを得る機会づくりを行っています。
「生命の塔」「落ち葉のプール」「カブトムシの一生」などで自然を学び、浄化した工場排水を使った小川などで水の循環、工場が自然や人々の生活に与える影響、Hondaの取り組みなどを学びます。
>工場見学の申し込み
