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ナス

栽培ポイント

ポリマルチ栽培をすると生育が早まり、早期収穫が可能に。

風にふり回されないよう支柱で誘引。乾燥にはかん水も忘れずに。

ナスは、インドが原産地でアジア全域で発達した野菜です。わが国でも750年より前に中国から渡来し、北陸に土着した丸ナスと、九州に入った長ナスがもととなり、地域色豊かな多くの品種が作られるようになりました。性質としては高温を好みますが、同じナスでも丸ナスや卵形ナスは暑さに弱く、長ナスは強いようです。栄養面では、特筆するものがありませんが、栽培しやすく、長期間にわたって収穫できるうえ、用途も多く家庭菜園には欠かせない野菜のひとつです。漬物をはじめ、煮ナス、焼ナス、天ぷら、いため物、あえ物、お浸し、から揚げ、フライ、バター焼き、肉詰めなどにしてみましょう。


なす

品種のえらび方

前述したように品種はたくさんあり、各地の地方品種で有名なものだけをみても170品種以上にのぼります。現在、広く栽培されているもので、「千両二号、庄屋大長、黒福、飛元長」などのほか、「長ナス」(九州)、「加茂ナス」(京都)、「水ナス」(大阪)、「丸ナス」(東北)など、昔からあった在来種も最近人気があります。

植えつけ時期

家庭菜園用として少し植えつけるのであれば、5月頃に苗を購入し、植えつけます。関東地方を標準とすると、5月10日前後になります。特別な品種は種を購入して25〜30℃の温床に種まきし、育苗します。

畑つくり

作つけする場所は、連作を嫌いますので、3〜4年はナス科の野菜を作っていない所にします。まず石灰をまいて、土と良く混ぜ合わせます。その後、幅1mのベッドを作って中央に溝を掘り、その中に1m2あたり堆肥1kg、油粕100g、化成肥料150g(成分量窒素10%-リン酸10%-カリ10%)を施し、土と良くなじませて埋めもどします。株間は50〜60cmとし、ベッドの両側に植え溝を作ります。また、ポリマルチをすると生育が早まり、早く収穫することができます。

植えつけ

植えつける苗は、本葉5〜6枚で、葉色が濃く、がっちりした感じの苗をえらびます。根がたくさん張っているものが良いでしょう。ベッドの植え溝に置き、土をかけます。深植えにならないようにし、株元はやや盛り上がる感じにします。風でふり回されないよう支柱を立てて誘引します。乾燥していたら、かん水も忘れずにやりましょう。

手入れ

生育途中の管理としては、整枝、敷わら、追肥、切り返し剪定などがあります。整枝は、1番花の下から出る側枝2本を残し、主枝と合わせて3本仕立てにします。それより下から出るわき芽は小さいうちに早めに摘みとってしまいます。放置しておくと葉や枝が繁りすぎ、通風や日光不足になって花が実らないで落ちたり、病害虫が発生しやすくなります。敷わらは、土壌の乾燥や、雑草の発生を防ぎます。植えつけ当初は、株元を中心に30cmの幅にしてやり、梅雨のあける直前に全面にしてやります。ナスの栄養状態が悪くなることがありますが、この原因は、光線、温度、肥料、水分の不足にあります。栄養不足になりそうな時は、追肥、かん水をしてやります。追肥は半月に1回ぐらい少量株の回りや、うね間に施します。収穫を長く続けるので切らさないように注意します。

収穫

6月ごろから少しづつ収穫できますが、最初のうちは果実を大きくしてしまうと草勢が衰えるので、若どりを心がけます。7月に入ると高温で弱ってくるので7月上・中旬ごろ更新剪定をしてやります。主枝、側枝の基部の葉を2〜3枚残して切りとってしまいます。一度に全部の株を切ってしまうと収穫できなくなるので、半数の株だけ切りつめるようにします。その後20〜30日たつとふたたび良い実がとれ始め、秋まで楽しめます。




種まき期/植え付け期/収穫期

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