ハーブで畑を演出! おいしいハーブの畑ライフ! 実は野菜ととっても相性のいいハーブ。他で育てたい、人気のハーブ20種をご紹介します。

一覧へ戻る

ハーブで畑を演出! おいしいハーブの畑ライフ!

ハーブって、どんなもの?

ハーブって、どんなもの?
ハーブとは、もともとはラテン語で“草“を意味するHerbaに由来する言葉。ハーブの歴史は古く、紀元前までさかのぼることができます。古代ギリシャでは、医学者が薬草、つまりハーブの研究を行っていたとか。ヨーロッパでは、薬草としてハーブを用いていたほか、料理や飲み物、染色や防虫など、普段の生活のなかでさまざまに利用されてきました。もちろん、日本にも伝統的なハーブはあります。“薬味”に利用されるワサビやショウガ、シソ、これらもいわゆるハーブ。実は身近な存在、それがハーブなんです。
さあ、あなたも今日からハーブを楽しむハーバルライフ、始めてみませんか?
ハーブを育てる

ハーブの多くが地中海原産のため、湿気に弱く、乾燥に強いという特徴があります。
野菜と同様、ハーブも日当たりのよい場所を好みます。畑で野菜と一緒に育てる場合は、ハーブのための土作りは必要ありません。ただ、セージやポットマリーゴールドなどアルカリ性の土を好むハーブには、苦土石灰を混ぜ込むとよく育ちます。ハーブを庭や畑に地植えにすると生育旺盛になりますが、梅雨や真夏の時期の高温多湿には気をつけてあげましょう。

タネから育てる
ハーブはタネが細かいものが多いので、ほとんどの場合、育苗箱から育てます。ですが、畑で育てる場合は、そのままばらまきなどしてもいいでしょう。
苗から育てる
セージやレモングラスなど多年草の場合は、苗から育てたほうが手間がかからず、おすすめです。苗はホームセンターなどで手に入れることができます。
挿し芽で殖やす
ミントやレモンバームなどは、挿し芽で簡単に殖やすことができます。
丈夫な茎の先端を6〜10cm程度にカットします。
先端の3〜4枚の葉を残し、残りの葉は取りのぞきます。
水に30〜60分つけて水あげをします。
茎の切り口にルートンといった発根促進剤をまぶすようにつけていきます。
育苗箱に水を湿らせた赤玉土小粒と用土に挿し芽を入れ、発根を待ちましょう。
1週間程度たち、十分に根がついたら、一度ビニールポットに移植し、その後、畑に植えます。
株分けで殖やす
多年草は何年か植えたままにしていると、株が肥大化し、生長しにくくなります。株分けすることで、あらたな株を作り、生長を促しましょう。
株分けしたい植物を堀り上げます。
株の根元からハサミやカッターで切れ込みを入れ、2つ以上に分けましょう。
その後、再び植えなおします。
ハーブを楽しむ

ハーブの楽しみかたはさまざま。ハーブは、生のままのフレッシュハーブ、乾燥させたドライハーブ、そしてハーブの精油部分を抽出したエッセンシャルオイルなどが利用されていますが、ぜいたくなのはやはり、摘みたてのフレッシュハーブを使ったハーブティーやハーブサラダです。
フレッシュハーブティーは、摘みたてハーブの葉や花に熱湯をそそぐだけ。お好みで紅茶や煎茶の茶葉を混ぜるのもおすすめです。虫がついている場合は、お茶にする前に水の中で振り洗いをしておきましょう。
たっぷりとフレッシュハーブを味わいたいのならば、サラダが一番。おすすめは、ルッコラやイタリアンパセリの若い葉を使ったベビーリーフサラダです。畑で野菜と一緒に育てていれば、トマトとバジルといったフレッシュハーブと獲れたて野菜のぜいたくサラダも楽しめます。

また、ナスタチウムやボリジといった食べられる花をサラダや料理にトッピングすれば、華やかな一品ができあがります。ハーブの花は食べられるものが多く、そのような花はエディブルフラワーとよばれています。
スープなどの煮込み料理や肉・魚料理などに不可欠なのもハーブ。加熱する料理にはドライハーブを用いることが多く、ハーブを入れることで魚や肉のくさみを消し、料理の香りを引き立てます。

人気のアロマテラピーは、主にエッセンシャルオイルを利用するもの。もちろん、フレッシュハーブでもアロマテラピーは楽しめます。フレッシュハーブがたくさん収穫できたら、そのままお風呂に入れてアロマバスに。レモングラスやミントなど、夏の暑い時期にはおすすめです。また、ドライハーブやスパイス、エッセンシャルオイルなどをミックスしてつくるポプリもアロマテラピーの一種として根強い人気があります。
Hondaがお奨めしたいのは、コンパニオンプランツとしてのハーブの利用。野菜と一緒にハーブを育てるだけで、野菜の風味がよくなり、テントウムシなどの益虫を呼んだり、害虫を防いだりするといいます。
また、蝶たちもハーブが大好き。蝶の種類によって、好みのハーブがあるのだとか。そんなハーブを畑の片隅に植えれば、小さなバタフライガーデンが完成します。

ハーブの注意点

植物そのままの“力”をいかすのがハーブの楽しみかたですが、ハーブだから何をしても安全、というわけではありません。大量摂取によって体調不良を引き起こすこともあります。“適度”にハーブを利用する快適なハーバルライフをお楽しみください!



ページのトップへ

ハーブって、どんなもの? ハーブを育てる ハーブを楽しむ      
コンパニオンプランツ向き バジル セージ オレガノ コリアンダー ポットマリーゴールド
ハーブティー向き ミント レモングラス レモンバーム コモンマロウ カモミール
ハーブサラダ向き ナスタチウム ボリジ ルッコラ イタリアンパセリ チャービル
バタフライガーデン向き フェンネル ヒソップ ヤロウ コーンフラワー ルー

耕うん機トップへ