汎用事業の歩み

1964年、「水上を走るもの、水を汚すべからず」という考えのもと開発されたGB30。 4ストローク船外機の歴史はここから始まりました。 F150(1959) E300(1965) こまめ F200(1980)

汎用事業の歩み(1)山、海、大地で。 プロからビギナーまで。多様なシーンで「役立つチカラ」を

Hondaの汎用事業のスタートは1953年。農機用エンジンの一号機「H型」エンジンの発売からでした。二輪車づくりで培った独自のエンジン技術を活かして、Hondaの汎用事業は展開してきました。1959年には耕うん機「F150」を発売。耕うん機を持っている農家の数がまだわずかだった当時の市場において、価格・デザイン・使い勝手の良さで多くの農家の支持を集め、農作業の機械化に大きく貢献しました。その後、持ち運びが簡単で家庭でも使える携帯用発電機「E300」、ミニ耕うん機「こまめF200」、電動カート「モンパル」など商品のパーソナル化にも注力。常にお客様視点によるモノづくりを徹底し、今では船外機、芝刈機、除雪機に至るまで多彩な商品を展開しているほか、Hondaの4ストローク汎用エンジンは、世界86ヵ国、約3,600社にOEM供給されており、他社の建設機械や農業機械、産業機械などの動力源としても幅広く活躍しています。また市場が日本から世界へと広がったことを受け、1984年にはHondaの汎用事業で初めてとなる海外の汎用機工場をアメリカで建設し、現地生産を開始。1986年には農業大国フランスでも現地生産を開始しました。2011年4月現在では、9ヵ国11ヵ所にまで生産拠点を拡大しています。

汎用事業の歩み(2)業界に先駆けた排出ガスクリーン化の取り組み

Hondaは汎用事業のスタート当初から、一貫して「低燃費で、人と環境に優しいこと」にこだわってきました。1964年、当初2ストロークが主流だった船外機市場にHondaは環境負荷の少ない4ストロークエンジンを採用した「GB30」で参入。また1993年に施行され、当時最も厳しいとされた欧州のボーデン湖規制に適合した船外機「BF8B」を、規制が施行される前年の1992年に発売しました。さらに1993年には、Hondaの4ストローク汎用エンジンも世界で初めてカリフォルニア州の排出ガス規制をクリアしています。現在、Hondaの汎用製品に搭載されているエンジンはすべて、低燃費で排出ガスがクリーンな4ストロークエンジンです。

F150で農作業をする人(1959)

HondaからOEM供給された汎用エンジンを載せて販売するタイの耕うん機販売店