ゴルフ理論

スコアアップにつながるゴルフ理論右手で打つか、左手で打つか、
それが問題だ。

2016.12.08

パッティングで悩みの種となるのが「右手をどう使うか」という問題です。右利きのゴルファーにとっての右手は、器用であるためにフィーリングが出しやすい反面、余計な操作を行ってしまうこともあるという諸刃の剣だからです。そのためゴルファーは、左右の手を上下に入れ替えるクロスハンドにしたり、右手を握らないクロウグリップを試したりするなど試行錯誤するのですね。

クロスハンドで打つと自然に左手主体でストロークできるので、右手が効きすぎる場合には効果的です。またクロウグリップは物理的に右手がほとんど何もできないので、右手を完全に封じ込めたいゴルファーがチョイスするパターの持ち方です。ただ、「右手が効かない」ということは、微妙なフックラインやスライスラインを打ち分ける繊細なタッチが出しにくいということでもあり、それを捨て去ってしまっていいのか迷うところです。

クロスハンドグリップとクロウグリップ

左: 左手が下、右手が上になるように握るのがクロスハンドグリップ。
右: クロウグリップはペンを持つようなイメージで、右手の親指と人差し指がつくるV字にグリップを押し当てて固定するように握る。

そんなときに参考になるのが球聖ボビー・ジョーンズが採用していたという方法です。ジョーンズは左手でパターを引いて右手で打っていたというのです。

テークバックでパターが蛇行してしまったり、フェースの向きが開いたり閉じたりするのが気になる場合、左手主体でテークバックするのは有効です。器用な右手を使わず、不器用な左手だけでパターを引くと、驚くほどスムーズにテークバックできるので試してみてください。無意識にパターが引けたら、今度は右手でヒットすることでフィーリングを出すのがジョーンズの方法です。

左で引いて右で打つ

ジョーンズの時代は芝の刈高が長かったので、右手でしっかりとヒットする必要があったのでしょうが、よく整備されたグリーンでプレーするわたしたちは多少のアレンジが必要かもしれません。特に、右手でこねてしまう癖のある場合は、左手で引いて左手で打ったほうがボールの転がりが良くなるはずです。

ここで大事なのは、どちらかの手を主体にストロークをするとパターをスムーズに動かせるという事実です。(1)左手で引いて左手で打つ。(2)左手で引いて右手で打つ。(3)右手で引いて右手で打つ。(4)右手で引いて左手で打つ。という4つのパターンがありますから、試してみて、自分に合った方法を選べばいいでしょう。

あなたはどれ?

(1)左手で引いて左手で打つ
(2)左手で引いて右手で打つ
(3)右手で引いて右手で打つ
(4)右手で引いて左手で打つ

絵と文
Honda GOLF編集部 小林一人

Honda GOLF編集長のほか、ゴルフジャーナリスト、ゴルフプロデューサー、劇画原作者など、幅広く活動中だが、実はただの器用貧乏という噂。都内の新しいゴルフスタジオをオープンし、片手シングルを目指して黙々と練習中。

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