ゴルフ理論

スコアアップにつながるゴルフ理論ラフからボールを飛ばすには?

2013.06.27

夏のゴルフで最もやっかいなのはラフではないでしょうか。ラフを渡り歩いて大叩き、なんてことがよく起こりますよね。
なぜラフに入ったボールを打つのが難しいかというと、クラブが芝の抵抗を受けるからです。ボールまで届かないこともありますし、ネックに芝が絡まってフェースが閉じてしまうこともあります。逆にフェースが開いてシャンクすることもありますし、スピンが入らずボールが上がらなかったりフライヤーになったりなど、結果が予測しにくいことがラフの難しさといえるでしょう。

ラフからの打ち方ですが、芝の種類、長さや密度、逆目順目、それからボールの浮き沈みなどの要素によってクラブの挙動と球の飛び方が変わるので、一概にこう打てということは言えませんが、深いラフに入ってボールが沈んでいる場合は、脱出を最優先させることが賢明だと思います。グリーンまでの残り距離が長いとしても、使えるのは最大9番アイアンまで。サンドウェッジやピッチングエッジで確実にフェアウェイに戻したほうがスコアメークできるでしょう。番手の小さなクラブで打つことが最も確実な方法です。

深いラフに入ったら短いクラブでフェアウェイに出すのが最善だ

深いラフに入ったら短いクラブでフェアウェイに出すのが最善だ

ミスが意外に多いのが、多少沈んでいるとはいえ、芝の長さや密度がそれほどではなく、球が飛ばせそうな状況です。グリーンまで届く番手を持ったものの、ネックが草に絡まって思いもかけない球が出るのはこんな時で、シャンクしてしまったことがある人も多いのではないでしょうか。ラフでは「芝の抵抗に負けないようにクラブを短く、しっかり握りなさい」「芝の抵抗を減らすために上から打ち込みなさい」とよく言われますが、この状況でその通りに打つと、クラブがボールに届かずチョロ、あるいはフェースが開いてシャンクすることがあります。

こんな場合は手首を柔らかくしておくのがコツです。しっかり握るのは構いませんが、手首をロックしてしまうとクラブヘッドが振り抜けなくなるので、シャンクの危険性が高まります。また上から鋭角に打ち込むと、クラブが抵抗の大きい芝の根の部分に刺さってしまいチョロになります。これに対し、手首を柔らかく使ってボールのある高さで払い打つと、けっこううまく打てます。クラブを丸く振るイメージですね。

ボールが浮いていたりさほどラフが深くない状況では、手首を柔らかく使ってクラブを丸く振るのがコツだ

ボールが浮いていたりさほどラフが深くない状況では、
手首を柔らかく使ってクラブを丸く振るのがコツだ

ラフでは手首を柔らかく使って丸く打つ。ぜひ一度試してみてください。

絵と文
Honda GOLF編集部 小林一人

Honda GOLF編集長のほか、ゴルフジャーナリスト、ゴルフプロデューサー、劇画原作者など、幅広く活動中だが、実はただの器用貧乏という噂。都内の新しいゴルフスタジオをオープンし、片手シングルを目指して黙々と練習中。

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