ゴルフ理論

スコアアップにつながるゴルフ理論ボールが右に飛ぶのは「アレ」が原因

2015.12.24

ゴルフを始めたばかりだったり、それほどコースでプレーする機会がないゴルファーにとって怖いのは右にトラブルのあるホールです。スタートホールのティショットを打つとき、右にOB杭が見えていたとしたら嫌なものですよね。なぜ嫌なのかというと、ボールが右に飛ぶ気がするからです。実際、右に飛ぶことが多いのですが、不幸にもOBになってしまった人の多くは自分の打った球がスライスして右に飛んだと思っていることでしょう。ところが実際には右に曲がったのではなく、最初から右に飛び出しているケースがほとんどなのです。

フェースの開きを防ぐ
3ステップ

STEP1:フックグリップで握る

左手の甲がほぼ正面を向くぐらい極端なフックグリップで握る

STEP2:バックスイングにおける
フェースの向きをチェック

A:クラブフェースが斜め上を向いていれば「開いている」状態

B:クラブフェースが斜め下を向いていれば「閉じている」状態

STEP3:トップオブスイングにおける
フェースの向きをチェック

A:クラブフェースが上を向いているのが「閉じている」状態

B:クラブフェースが正面を向いていれば「開いている」状態

なぜそう言えるかというと、イマドキのクラブはスライスが出にくいからです。特に、アベレージゴルファーが使うようなモデルは球がよくつかまるように設計されていますから、まっすぐ飛び出して右に切れていくような球を打つのはかなり難しいのです。つまり、スライスしているから右に飛ぶのではなく、インパクトでフェースが開いているということなのですね。ですからフェースが開かなくなれば、問題は解決するのです。

とはいっても、棒の先にヘッドがくっついているというゴルフクラブの構造上、何も考えずに振るとフェースは開いてしまいます。そこがゴルフの難しさなのですが、この根本的な問題の解決策として最もシンプルなのはフックグリップで握ることです。左手の甲が正面を向くぐらい極端なフックグリップにすれば、インパクトでフェースが開くのをある程度防ぐことができます。

それでも治らない場合はフェースを開く癖がついていますから、スイング中に開いていないかチェックすることが必要です。まず第1のチェックポイントはバックスイングでシャフトが水平まで上がったときです。この時点でクラブのトウが真上を向いていればほぼスクエアな状態で、トウが少しでも背中側に倒れていたらフェースは開いています。この時点で開いてしまうとそのあと閉じるのは難しいので、必ずフェースをまっすぐ、もしくは斜め下を向けるようにしましょう。

第2のチェックポイントはトップオブスイングです。フェースが45度傾いている状態がスクエアで、それよりも上を向いていたらフェースは閉じています。逆に正面を向いていたらフェースが開いているということです。実はこれが間違いやすく、フェースが上を向いている状態が「開いている」と考える人が少なくありません。そういう人がフェースを開かないように気を付けるとどうなるかというと、左手首を甲側に下りながらバックスイングを上げるので、トップでフェースは正面を向きます。これはフェースが「開いている」状態ですから、当然ボールは右に飛ぶのですが、当の本人は「気を付けたはずなのにどうしてだろう?」と首をひねったりたりするのです。

そんなことにならないよう、この機会にしっかりと覚えてください。フェースが上を向いているのが「閉じている」状態で、前を向いているのが「開いている」状態です。自分のフェースがどうなっているのかわからなければ、トップを作って誰かにチェックしてもらうといいでしょう。

絵と文
Honda GOLF編集部 小林一人

Honda GOLF編集長のほか、ゴルフジャーナリスト、ゴルフプロデューサー、劇画原作者など、幅広く活動中だが、実はただの器用貧乏という噂。都内の新しいゴルフスタジオをオープンし、片手シングルを目指して黙々と練習中。

「ゴルフ理論」の記事一覧へ