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ゴルフの雑学・マメ知識スクランブルゴルフって何?

2018.07.05

ゴルフの競技はマッチプレーで始まり、その後ストロークプレーが主流となりましたが、最近「スクランブルゴルフ」という形式で開催される競技も盛んに行われています。アメリカでは「GOLF SCRAMBLE」と呼ばれる、この競技の方法は、2名以上の同伴競技者がチーム(ペア・3人・4人)を組んでプレーし、スコアを競います。具体的には全員がティーショットを打ち、ベストなボールを選択し、その場所からチーム全員がプレーを続行します。セカンドショットもベストなボールを選択し、再びその場所からチーム全員がサードショットをプレーというように、常にチームのベストなボールを選択してカップインを狙います。正式なルールはありませんが、ペア戦で行う場合はメンバーのティーショットを最低7ホール採用しなければならないなど、主催団体ごとにローカルルールが決められています。

セカンドショット以降はチーム全員が同じ場所からプレーする。

スクランブル形式はもともとプロアマ競技などで採用されていましたが、その最大のメリットはプレー時間が短縮されることです。ベストなボールを選択できるので、大きく曲がったボールをプレーする必要がなく競技がスムーズに進行されます。また、チームのメンバーが力を合わせてスコアメイクしていくので、仲良くなれるのも大きな特徴でしょう。そのため欧米ではゴルフコンペがスクランブル形式で行われることも多いようです。

ミスショットしたボールを引き続き打つ必要がないため、初心者や腕に自信がない人でも気軽に参加しやすいのも、この形式の特徴です。特に女子は、レディースティーからプレーするので、ドライバーが当たればティーショットが採用されることも多くなります。また、普段はなかなか打つ機会のないバーディパットが打てて、なおかつそれが入ることもあるので「ゲームに参加している!」という実感を得ることもできます。上手い人のプレーを間近に見られるので学ぶことも多いでしょう。一方、中・上級者にとっては、パープレーやアンダーパーのスコアを実際に作ることで、スコアメイクのコツをつかむことができます。このように、技量の違うゴルファーが力を合わせて戦うことができ、その中にそれぞれの楽しみ方があるというのがスクランブルゴルフの魅力です。

若者のゴルフ離れが叫ばれる昨今ですが、始めたばかりの段階でスクランブルゴルフを経験すれば、競技の面白さに目覚め、ゴルフが生涯の趣味となるかもしれません。そのようなポテンシャルを持つスクランブルゴルフ、次回のラウンドでいかがですか?


Honda GOLF編集部 小林一人

Honda GOLF編集長のほか、ゴルフジャーナリスト、ゴルフプロデューサー、劇画原作者など、幅広く活動中だが、実はただの器用貧乏という噂。都内の新しいゴルフスタジオをオープンし、片手シングルを目指して黙々と練習中。

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