マメ知識

ゴルフの雑学・マメ知識ゴルファーならゴルフの起源ぐらい
知っておこう!

2010.02.10

みなさんこんにちは。ゴルフシーズン本番に向けて練習に勤しんでいる今日この頃だとは思いますが、今日はちょっとだけお勉強していただこうと思っている次第です。というわけで、いきなりで恐縮ですが、ゴルフというスポーツがいつどこでどのように始まったかご存じでしょうか?

さあどうでしょう? 賢明なる紳士・淑女のみなさんなら知っていて当たりかもしれませんね。ゴルファーたるものゴルフの起源を知らずしてどうする!てなものでしょう。聞くだけ野暮だとは思いますが、一応答えを伺いたいと思います。いかがでしょう? え? わからない? 本当に!? ファイナルアンサー? 

そう! さすがです。ゴルフの起源ははっきりわかっていない、というのが正解なのです。というか、いろいろな説があり、どれが本当なのか決めてがない、ということですね。

有力な3つの説を紹介しておくと、1つめはその昔、スコットランドの羊飼いが棒で石ころを転がし穴に入れて遊んだのがゴルフの始まり…という自然発生説。あのメタボ少年、向太陽君が活躍するちばてつや先生の「明日天気になあれ」でもこの話が紹介されていたので、私も少年時代はそう信じていたのですが、どうやらはっきりとした記録は残されていないようです。

2つめにいきましょう。オランダで14世紀ごろ、コルベン(Kolven)といって、真鍮でできた長い棒でクリケットボールぐらいの大きさのボールを打つ遊びが行われていて、これがゴルフの起源という説も有力です。12m~40m離れたポールに少ない打数で当てた者が勝ち、というルールでしたから確かにゴルフと似ています。冬は氷の上でもやっていたといいますから、かなり面白かったのでしょうね~。この遊びが海を渡りスコットランドに伝えられて発展した、ということなのですが、いかにもありそうな話ですよね。コルベンに関しては記録も残っていますので、このオランダ説はけっこう有力な説といっていいかもしれません。

そして3つめはローマ帝国がスコットランドに侵攻した際、兵士たちによって「パガニア」という球技が伝えられて土着し、ゴルフに発展したという説ですね。

その他、イタリア説、イギリス説、フランス説、果ては中国の捶丸という競技を起源とする説まであるわけですが、どうも母国をゴルフ発祥の地にしたいという思惑を感じないわけでもありません。とりあえず決定的な証拠がない以上、誰かにゴルフの起源を問われたら、「有力な説は3つあるけど、はっきりはわからないんだよね」と答えておきましょう。

ちなみにゴルフが文献に初めて登場するのは1457年にスコットランドのジェームズ2世が出したゴルフ禁止令です。ゴルフにハマった貴族たちが武技弓術の鍛錬をサボるのが目に余ったために出されたんですね。つまりこのころすでにゴルフはスコットランドの国民的スポーツになっていたということで、どこで始まったのかはともかく、ゴルフがスコットランドで発展を遂げたということだけは確かなようです。

もう1つちなみに、Golfという名前の由来に関してはスコットランド語の「Gowf(打つ)」が語源だというスコットランド説と、オランダ語の「Kolf(打棒)」あるいは「Kolven(コルベン)」がスコットランドに渡った際に頭の「K」が「G」に転じたというオランダ説があります。

コルベンはクラブが残っていますし、スコットランドでゴルフが栄えたのは確かですから、私的にはオランダで生まれスコットランドに渡ったと考えるのが自然だと思いますが、みなさんはいかがでしょうか?

でもまあ、起源が謎のベールに包まれているのもゴルフの魅力なんでしょうね。


Honda GOLF編集部 小林一人

Honda GOLF編集長のほか、ゴルフジャーナリスト、ゴルフプロデューサー、劇画原作者など、幅広く活動中だが、実はただの器用貧乏という噂。都内の新しいゴルフスタジオをオープンし、片手シングルを目指して黙々と練習中。

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