- 分布
- 北海道南部以南の日本全国に生息。
- 大きさ
- 大きいものでは1mを超える。
- 釣期
- 春から秋にかけてで、最盛期は梅雨の前後。
- 棲んでいる場所
- 河川の中~下流域や河口、湖沼がおもな生息域だが、海の内湾で釣れることもある。
- 生活史
- 淡水魚に分類されてはいるが、海に下って産卵とふ化を行なう「降河回遊」の魚である。
外洋の深海で生まれた仔魚は成長して5cmほどのシラスウナギとなり、黒潮に乗って沿岸にたどり着くと、河川を遡ってエサをとりながら成熟する。そして数年~十数年後、再び産卵のために川を下る。
- 特徴
- 体表はヌルヌルとした粘膜に覆われていて、ヘビのように体をくねらせて泳ぐ。
夜行性で、日中は岩のすき間や泥の中に隠れている。夜になると活動を開始し、甲殻類やカエルなどの両生類、小魚などを捕食する。環境省レッドリストでは絶滅危惧ⅠB類に指定されている。
- 主な釣り方
- 夜釣りが中心で、ドバミミズやテナガエビをエサにしたブッコミ釣りでねらうことが多い。漁業権が設定されている場所もあるので注意。
- 美味しい食べ方
- 蒲焼き、白焼きが代表的。釣ってすぐに食べるのではなく、きれいな水で数日ほど泥を吐かせてから調理するとよい。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。
※環境省レッドリスト等の掲載種については、法令・条例等で捕獲等が規制されている場合があります。必ず各自治体等の定めるルールに従ってください。