タイリクバラタナゴ
分類
コイ目コイ科タナゴ亜科バラタナゴ属
学名
Rhodeus ocellatus ocellatus
別名
オカメタナゴ(関東)
分布
名前のとおり中国原産。1940年代に日本に移入。現在は全国各地で釣れる。
大きさ
およそ5~8cm前後。
釣期
ほぼ一年中だが、ハイシーズンは冬季。
棲んでいる場所
湖沼、河川の中~下流域、水路など。水流が穏やかで、水草が生える所を好む。
生活史
産卵期は3~9月ごろで、ドブガイやイシガイなどの大型二枚貝に卵を産みつける。稚魚はふ化して約1ヵ月で貝から出てくる。
雑食性で、藻類や水生昆虫、小型の甲殻類などを捕食している。
特徴
外来種だが、現在ではタナゴというと本亜種を差すことが多い。
通常は銀色で、体の側面に短い青緑の線が入っている。オスは産卵期になると全体的に黒っぽくなり、エラブタの後ろがピンクに染まる。
水質の悪化やコンクリート護岸の増加により、関東地方では個体数が減少している。
主な釣り方
極小ハリと繊細なサオを使うミャク釣り、ウキ釣り。エサはアカムシのほか、玉虫(イラガという蛾の蛹)の腸をハリに巻きつけて使う。
美味しい食べ方
リリースが基本。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。