シマアジ
分類
スズキ目スズキ亜目アジ科シマアジ属
学名
Pseudocaranx dentex
別名
超大物をオオカミと呼ぶ
分布
東北地方以南。
大きさ
約1m。120cmを超す個体も確認されている。
釣期
ほぼ周年で、7~9月ごろの夏場がハイシーズン。
棲んでいる場所
沿岸の岩礁域から、水深200m前後までの底層に生息。
生活史
群れを作って生活し、甲殻類や小魚を食べる肉食性。時には砂を掘ってエサを捕まえることもある。日本近海での産卵期は12~3月ごろ。
特徴
体高があり、薄くて長い楕円形をしている。背中が青緑で腹は銀白色。若いうちは体の中央に黄色の縦線が走っているが、成長するにつれて消えていく。
胸ビレの上に黒い斑点がひとつあり、尾の近くにゼンゴと呼ばれる硬いウロコが並んでいる。
ハリに掛かると強烈な引きを見せるが、唇が薄くて壊れやすいので取り込むのが難しい。
主な釣り方
沖釣りでは寄せエサカゴをセットした片テンビン仕掛けで、オキアミのエサやカブラ(ハリに魚皮をつけてもの)でねらう。離島などでは、磯からオキアミやイワシの身エサでねらうこともある。ルアー釣りも有効。
美味しい食べ方
アジのなかでも最高級の評価。刺身を筆頭に、塩焼き、ムニエルなど。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。