- 分布
- 外来魚で、原産地は太平洋東岸とカムチャツカ半島。日本では北海道の一部に定着しているが、そのほかは放流魚が大半である。
- 大きさ
- 一般的には40cm前後で、湖に棲むものなどは80cm~1mに達する個体もいる。
- 釣期
- 河川では解禁期間に準じ、おおむね3~9月ごろ。管理釣り場でも渓流の入門魚として親しまれている。
- 棲んでいる場所
- 河川の渓流域や冷水の湖沼。
- 生活史
- 繁殖行動を秋~冬に行なうものと、春~初夏に行なうタイプがいる。産卵しても1回では死なず、数年に渡って卵を産む。
肉食性で、甲殻類や小魚、昆虫などを捕食する。
- 特徴
- 日本に初めてニジマスが持ち込まれたのは1877年。基本的には冷水性の魚だが、25℃前後の高水温にも適応できるため、養殖が盛んに行なわれている。
エラから尾ビレにかけて朱色の縦帯が通っており、ほぼ全身に小さな黒点が散りばめられている。幼魚のころはパーマークがあってヤマメに似ている。
- 主な釣り方
- ミミズやカワムシ、イクラなどを使ったミャク釣り、ウキ釣り。ルアーやフライにもよく反応する。北海道の湖などではトローリングでねらうこともある。ハリに掛かると激しくジャンプして抵抗するため、人気がある。
- 美味しい食べ方
- 塩焼きやムニエル、フライが定番。寄生虫がいないといわれていて、刺身でも食べられる。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。