イトヨリダイ
分類
スズキ目スズキ亜目イトヨリダイ科
学名
Nemipterus virgatus
別名
イトヨリ、イトヒキ
分布
琉球列島を除く本州中部以南。ほかに東シナ海、台湾など。
大きさ
最大で40cmほど。
釣期
秋~初春。1月から3月ごろが最盛期。
棲んでいる場所
深さ200m前後までの砂泥底に生息する。
生活史
産卵期は5~8月ごろ。多毛類や甲殻類を捕食しながら、1年で10cm強、3年で約30cmに成長する。
特徴
体色はピンクのような淡い赤で、側面に6本の黄色いラインが入っている。
イトを撚っているような動きで泳ぐため、この名がついた。ちなみに、英名にもGolden thread(金の糸)という単語が入っている。
魚屋などでは近縁種のソコイトヨリと一緒に「イトヨリ」として扱われることが多い。ソコイトヨリは黄色のラインが3本。
主な釣り方
水深40~100m前後を沖釣りでねらう。釣り場によっては、岸からでもマダイの外道などで釣れることがある。
美味しい食べ方
秋から冬にかけてが旬。蒸し物や潮汁など。皮目に旨みがあるので、刺身ならウロコを引いてから湯引きにするのがいい。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。