イサキ
分類
スズキ目コショウダイ亜科イサキ科イサキ属
学名
Parapristipoma trilineatum
別名
イサギ
分布
本州中部以南の全国沿岸部に生息。
大きさ
最大で50cmほど。
釣期
3~12月と長いが、最盛期は初夏(5~7月)。
棲んでいる場所
潮通しのよい岩礁域を好む。水深数m~50m前後にかけての高根の上に群れていることが多い。
生活史
産卵期は5~8月ごろ。稚魚は水深の浅い藻場などに群れ、大きくなるとやや深い場所に移動する。
成魚になると昼と夜とで群泳する層が変わり、日中は海底付近、夜は海面付近にやってきてエサをとる。そのため夜釣りの対象魚にもなる。
特徴
幼魚のうちは体に黒っぽい縦縞が走る。この模様がイノシシの子供に似ていることから、ウリンボなどと呼ばれる。
エサは小型の甲殻類や動物性プランクトンを好み、吸い込むように捕食する。
主な釣り方
磯や堤防からのウキフカセ釣り、カゴ釣り。沖釣りでは寄せエサカゴを付けた片テンビン仕掛けやサビキでねらう。いずれもエサはオキアミが主流。
美味しい食べ方
晩春から夏にかけてが旬。脂の乗った白身で、小型のものでも美味い。刺身や塩焼き、なめろうなど。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。