ヒラマサ
分類
スズキ目スズキ亜目アジ科ブリ属
学名
Seriola lalandi
別名
分布
世界中の温帯~亜熱帯海域に生息。日本では本州以南の沿岸から沖合い。
大きさ
通常は1m前後だが、最大で2m以上の記録もある。
釣期
4~12月ごろで、夏場が最盛期。
棲んでいる場所
沖合いにある岩礁域の中層~底層で生活している。
生活史
回遊魚であり、単独または小規模な群れを形成する。時速50km前後の高速で泳ぐことが可能。
産卵期は4~8月ごろで、稚魚は沖合いで生活する。成育スピードも速く、10年以上生きるものがいる。
特徴
アジ科魚類の最大種。ブリによく似ている。胸ビレが腹ビレより短い点、上アゴの後ろ端が丸くなっている点、体の中央を走る黄色の帯がはっきりしている点などで区別できる。
また数cmの稚魚のころは成魚と模様が違い、側面に10本程度の横縞が入っている。
魚食性で、小魚やアミ類などを捕食する。
主な釣り方
沖釣りではオキアミをエサとする寄せエサ釣りや、サンマのミンチと身エサを使うカモシ釣りなど。回遊があれば磯や堤防からも釣ることができ、泳がせ釣り、カゴ釣りでねらう。ルアー釣りは船でも岸からでも有効。
美味しい食べ方
高級魚であり、まずは刺身で食べたい。塩焼きや煮付けのほか、フライやムニエルにも合う。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。