- 分布
- 神奈川県三崎から九州南岸までの太平洋沿岸、伊豆・小笠原諸島、琉球列島に分布。
- 大きさ
- 最大で60cmになる。
- 釣期
- 3~12月が釣期。
- 棲んでいる場所
- 水深100~360mの岩礁域に棲む。若魚は浅場にも現れ、磯釣りで釣れる事がある。
- 生活史
- 産卵期は春から夏で、魚類や甲殻類を捕食する。
- 特徴
- 体は前後に細長い紡錘形で側偏し、大きな尾ビレは深く二叉する。背ビレは棘条と軟条との間でわずかに低くなるがほぼ四角形になる。背ビレと尾ビレの最後の軟条は糸状に伸びる。生時の体色はマダイのようなピンク色だが、死後は紫褐色になる。舌の上に歯があることで他のヒメダイ属魚類と区別することができる。
- 主な釣り方
- イサキやアジをねらう五目釣りで釣れてくる。沖の中深場釣りで、ドウヅキ仕掛けでねらう。
- 美味しい食べ方
- クセがなくしっかりとした白身。市場の評価は高く高値で安定している。刺身、焼き物をはじめ、和洋の様々な料理に合う。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。